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DC映画『アクアマン』は『インディ・ジョーンズ』の精神を継承するド直球のアドベンチャー・ムービーに!

今年『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』で注目を集めたDCエクステンデッド・ユニバースは、2017年以降もその勢いを加速させつづける。おなじみのヒーローだけでなく、これから映画界に本格デビューするキャラクターも大きな見どころだ。

今回取り上げるのは2018年公開予定の『アクアマン』。タイトルロールを演じるのは『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェイソン・モモアだ。『バットマン vs スーパーマン』で顔見せを果たし、『ジャスティス・リーグ』の予告編にもしっかり登場している。

https://www.youtube.com/watch?v=w9hGjyzNTAw
https://www.youtube.com/watch?v=w9hGjyzNTAw

単独映画『アクアマン』を監督するのは、あの『ソー』シリーズを生み出したジェームズ・ワン。『インシディアス』や『死霊館』などホラー映画のイメージが強いが、『狼の死刑宣告』では骨太な復讐劇を見ごたえたっぷりに描き出し、人気シリーズに参入した『ワイルド・スピード SKY MISSION』でも高い評価を受けている。

ワン監督がDC映画のオファーを受けた際、彼は『アクアマン』と『フラッシュ』(2018年公開予定)のどちらを撮るか選べる状況にあった。そこで『アクアマン』を選んだ理由は、すでにドラマが人気を集めていたフラッシュよりも、アクアマンの方が「新しい世界をまるごと作れる可能性」があったからだという。

むろん、そこまで豪語するワン監督には野心がある。なんでも彼は『アクアマン』を王道のアドベンチャー・ムービーにしたいと考えているようだ。

DCEU初、王道のアドベンチャー・ムービーに!

取材に応じたワン監督は、『アクアマン』の構想を語っている。

「あまり多くは喋りたくないんだけど、これだけは言えるよ。僕は(作品に)クラシックなアクション・アドベンチャーの精神を求めている。海上の冒険活劇だよ。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』が出会ったような、完璧な冒険物語になる」

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は、ハリソン・フォード主演、スティーブン・スピルバーグ監督による『インディ・ジョーンズ』シリーズの第1作だ。『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』はロバート・ゼメキスが監督し、キャスリーン・ターナーとマイケル・ダグラスが主演を務めたジャングルが舞台のアドベンチャーである。どちらも正真正銘の「王道アドベンチャー・ムービー」であり、その方向性を踏襲するということは、『アクアマン』はこれまでのDCEU作品とは全く毛色の違う映画になることが予想される。

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』より https://tinsel.tv/2012/08/23/restored-images-of-indiana-jones-raiders-of-the-lost-ark/
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』より

『アクアマン』に先がけて、アクアマンとその妻メラ(アンバー・ハード)は『ジャスティス・リーグ』に登場する。こちらはザック・スナイダー監督作品ということもあり、おそらく純粋な冒険活劇の要素はそう多くないだろう。ワン監督は『ジャスティス・リーグ』に関わっていないが、自身が手がける単独映画より先にアクアマンを登場させることを不安には思っていないようだ。

「『ジャスティス・リーグ』でのアンバーとモモアの出番は、単独映画で描くであろう世界の匂いを漂わせることになると思うよ。それは僕が考えてる計画の表面だけをなでるようなものさ」

その口ぶりから想像するに、おそらくワン監督は単独映画『アクアマン』に相当自信があるのだろう。どんな冒険活劇が登場するのか、今のうちから楽しみだ。

映画『アクアマン』は2018年7月22日に全米公開予定

sources: http://www.etonline.com/movies/200838_director_james_wan_promises_swashbuckling_action_aquaman_standalone_film/
http://collider.com/aquaman-james-wan-the-flash/

 

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。