『アクアマン/失われた王国』舞台裏のゴタゴタ、ジェームズ・ワン監督が言及「誰も真実を知らない」

DC最新作『アクアアン/失われた王国』をめぐる報道をジェームズ・ワン監督が否定した。
この度ジェームズ・ワン監督は英Empireのインタビューに登場し、かねてより報じられてきた舞台裏のゴタゴタについて言及。「私の周りで聞こえてくるノイズに対処するために禅をもっと学ばなければいけませんでした」と語っている。
「私は非常にプライベートな人間です。SNSで誰かと戦うということはしませんが、真実ではない話が出てくると、難しくなってきます。ノイズを書くのは楽しいでしょうし、クリックも得られます。でも彼らは誰も真実を知らないんです。」
直近では、米Varietyが『失われた王国』の舞台裏で起きたとされる問題の数々を関係者の証言をもとに紹介する記事を発表。そこでは、ワン監督が撮影現場でハードに対して声を荒げたという証言も伝えられていた。今回監督は、その真偽については触れていないものの、メディアによって報じられている内容を否定した形だ。
本作は、公開前から様々な悲運に見舞われてきた。上述の報道のほかにも、裁判沙汰で世間を騒がせていたメラ役のアンバー・ハードの出番を制作側が減らしたとの証言が出てくれば、テスト試写の評判が良くなかったことから再撮影が度々行われたと報道されるなど、制作周りの良くない印象が独り歩きしていた。
今後、DCユニバース(DCU)はジェームズ・ガンとピーター・サフランによって刷新されるが、『失われた王国』は旧体制下で制作された最後のDC作品となる。ワン監督はシリーズ第3作への続投について、「前2作と同じだけの自由を頂けるならオープンです」と意欲を見せているが……。「これから(DCが)どのような方向性に向かうのかは分かりませんが、どうでしょうね。絶対にないとは言わないと学びましたから」。
▼ 『アクアマン/失われた王国』の記事
Source:Empire