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『アルテミスと妖精の身代金』米国版新予告編 ─ 天才少年とドワーフ&エルフの強盗計画、コリン・ファレル&ジョシュ・ギャッド出演

https://www.youtube.com/watch?v=fl2r3Fwxz_o

人気ファンタジー小説をディズニーが実写映画化する、異色のダークヒーロー・ファンタジー『アルテミスと妖精の身代金』の米国版新予告編が公開された。もともとは2019年夏に米国で、秋に日本で公開される予定だった本作は、大幅な公開延期を経て、2020年5月29日に米国公開予定となっている。

アイルランドの作家、オーエン・コルファーによるベストセラー小説『アルテミス・ファウル』シリーズは、伝説的な犯罪一家に育った天才少年アルテミス・ファウル2世が、魔法やテクノロジーを駆使する妖精たちとの戦いを描く物語。全8部のメインシリーズと外伝が発表されており、邦訳版は第5部まで刊行されている(2020年3月現在)。

「君が仕えている男について、すべてを知りたい」。取調官の声に、ドワーフのマルチ・ディガムズは「男? 父親じゃない、息子のほうだ、アルテミス・ファウル」と笑顔を浮かべながら答える。物語は、アルテミスの父親が突如として誘拐されてしまうところから始まるのだ。息子に対して「お前は強く、賢い子に育った。お前は私のすべてだ、アルティ」と声をかけた父は、「私にはやるべきことがある」と言い残して姿を消した。テレビのニュースからは「著名なコレクターが国際手配されました。史上最大級の強盗に関与している疑いがあり…」というキャスターの声とともに、父親の顔が映し出されている。

そして、アルテミスのもとに1本の電話がかかってくる。父親を誘拐した犯人は、「お前の家族は我々の大いなる資産を奪った。返さなければ、お前の愛するすべてを奪う」と宣告する。アルテミス家の使用人兼ボディガードであるバトラーは、父親が「長年難しい仕事に関わってきた」こと、異次元の脅威から人類を守ってきたことを明かすのだ。そして、「あなたもご自身の運命に向き合う時です」と告げる。

アルテミスの仲間となるのは、ドワーフのディガムズ、エルフのホリー・ショートたち。父親を取り戻し、世界を救うため、アルテミスたちは妖精たちからの“財産強奪”を企てる……。

主人公アルテミス・ファウルを演じるのは、本作が俳優デビューとなる新人フィルディア・ショー。父親役を『ダンボ』(2019)も記憶に新しいコリン・ファレル、ドワーフのマルチ・ディガムズ役を『美女と野獣』(2017)や『アナと雪の女王』オラフ役のジョシュ・ギャッドが演じるほか、名優ジュディ・デンチも登場する。監督は『マイティ・ソー』(2011)『オリエント急行殺人事件』(2017)のケネス・ブラナー。俳優としてもシェイクスピア劇や『ダンケルク』(2017)など多数の作品で活躍する才能は、ディズニーの新たなファンタジー映画にどんな息吹を与えるか。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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