ブラックキャット?『アメイジング・スパイダーマン2』ハリーの美人秘書フェリシアに原作ファンがざわめいたワケ

『アメイジング・スパイダーマン2』で、ハリー・オズボーンによって秘書兼CEO補佐に抜擢されるフェリシア・ハーディ。演じるのは、1983年生まれのイギリスの女優、フェリシティ・ジョーンズだ。

本作以前はインディ映画を中心に活躍していたフェリシティ・ジョーンズ。『ローグ・ワンスター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で主人公のジン・アーソを演じていることから、見覚えがある方も多いだろう。

コミックでは「ブラックキャット」としておなじみ

『アメイジング・スパイダーマン2』がまだ制作中だった頃。フェリシティがフェリシア・ハーディ役で出演する事実が明らかになった時、ファンはどよめいた。何故なら、フェリシア・ハーディは原作コミックの人気キャラクター「ブラックキャット」に変身する人物だからだ。

ブラックキャットは、白いロングヘアとタイトな黒スーツがトレードマークの、黒猫のように気まぐれな女性ヒーロー。かつては復讐に燃える女怪盗であったが後に改心し、犯罪者を退治するクライムファイターとなった。スパイダーマンに心を赦し、二人は付き合っていたこともある。

当時、ファンは『アメイジング・スパイダーマン2』でフェリシアがブラックキャットとして登場するのではないかと期待に胸を膨らませていた。演じるフェリシティは、色めき立つ噂に対して沈黙を貫いていた。2013年6月に公開されたFlicks And The Cityによるインタビュー映像では、「ついにファンはブラックキャットを見られるわけですね。楽しみですか?」という少々先走った質問に対し、以下のように濁している。

「あー、まぁ、たぶん…、どうなんでしょう。もしそうだとしたら、素晴らしいですよね。」

同じ頃に公開された別のインタビュー記事でも、役については「トップ・シークレットなんです」と口を閉ざしながら、「悪者の側にいるということだけは言えますが、これ以上はお話できないんです」と答えていた。

これに対し当時のメディアやファンは、フェリシティの役柄は小さいもので、続編で更なる登場の場が用意されるのではないかと見立てた。しかし残念ながら、『アメイジング』シリーズは本作『アメイジング・スパイダーマン2』で事実上の打ち切り終了となってしまい、フェリシティがブラックキャットのコスチュームに身を包むことはなかった。

https://theriver.jp/amazing-spider-man-3-plan/

『アメイジング』シリーズ打ち切りの事実が明らかになる前、ソニー・ピクチャーズはスパイダーマンの悪役を集めたヴィラン・チームを描くスピンオフ映画『ザ・シニスター・シックス』の制作と2016年11月の公開を予定していた。が、待てども待てども続報は聞こえず、ファンは企画の進行状況に気を揉んでいた。そんな最中に現地メディアのClevverは2015年の「放送映画批評家協会賞」アワード会場でフェリシティを捕まえ、ショート・インタビューに成功している。宙吊り状態のプロジェクトの進捗について尋ねられると、以下のように答えた。

「彼女(ブラックキャット)はコミックの偉大なキャラクターです。もし実現したらすごく嬉しい。今はノー・プランですけど、是非演じてみたい。彼女は素晴らしく最高な女性キャラクターですよね。」

ブラックキャット、別シリーズで映画化決定

『アメイジング・スパイダーマン』は第三作目が実現せず、伏線だけが描かれていた『ザ・シニスター・シックス』企画も立ち消えてしまった。その後スパイダーマンは、『アベンジャーズ』らが活躍する巨大シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」に合流し、『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』(2016)より新生スパイダーマンとして再デビュー。最新作『スパイダーマン:ホームカミング』では15歳の高校生ヒーローとしての活躍が描かれる。

実は、この「マーベル・シネマティック・ユニバース」とは別に、もうひとつのスパイダーマン映画シリーズが進行中だ。制作するのはマーベル・スタジオとディズニーではなくソニー・ピクチャーズで、スパイダーマンの人気ヴィランを主役に据えた『ヴェノム(原題:Venom)が2017年秋より撮影開始予定。主演は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)や『ダンケルク』(2017)などで人気のトム・ハーディで、2018年10月5日の全米公開を目指している。

ソニー・ピクチャーズは、この『ヴェノム』を皮切りに、マーベル・シネマティック・ユニバースからは離れた独自の映画シリーズを展開予定で、その第二作目に控えているのがブラックキャットなのだ。

ブラックキャットが登場するのは、2019年2月8日の全米公開日が報じられたばかりの『シルバー・アンド・ブラック(原題:Silver and Black)』。ブラックキャットが女性傭兵のシルバーセーブルとタッグを組むバディものになるとされている。監督は『リリィ、はちみつ色の秘密』(2008)などで知られるジーナ・プリンス=バイスウッド監督で、本作について「お互いの争いで傷ついた二人の女性が、生き残るために手を組むというストーリー」語っている

『シルバー・アンド・ブラック』でブラックキャットを演じる女優など、一切のキャスティングについては現時点(2017年8月)では未定。もしも『アメイジング・スパイダーマン2』のフェリシティ・ジョーンズが戻ってくるのであれば、『アメイジング』シリーズのファンは喜んで歓迎するはずだ。

アメイジング・スパイダーマン2『アメイジング・スパイダーマンTM シリーズ ブルーレイ コンプリートBOX』発売中
Blu-ray ¥3,800(税抜)
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 

Source:https://youtu.be/Gw_Xb_B0Oas
https://youtu.be/Jwe8aooG41E
http://www.belfasttelegraph.co.uk/entertainment/film-tv/news/felicity-im-a-spiderman-villain-29365454.html
http://www.ifc.com/2013/02/the-amazing-spider-man-2-felicity-jones

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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