『アバター3』では「アッシュ・ピープル」新登場、「善のナヴィ族、悪の人間」が反転へ

巨匠ジェームズ・キャメロンは『アバター』シリーズの3作目で、1作目、2作目とは異なるナヴィ族を描くそうだ。これまで人間が悪、ナヴィ族が善であった構図が一転することを、仏20 Minutesのインタビューにて語っている。
今も興行収入世界歴代1位に君臨する歴史的超大作、『アバター』(2009)と現在大ヒット公開中の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)では、神秘の星パンドラを舞台に森に棲息するオマティカヤ族と水辺に棲息するメトカイナ族という2種類のナヴィ族が登場した。
双方ともに人間(スカイ・ピープル)に領土を狙われた時しか闘わない穏やかな部族だが、キャメロンによるとすでに撮影・製作が行われている『アバター3(仮題)』には邪悪な側面を有するナヴィ族が現れるとのことだ。
「『アバター3』ではこれまでに示してきたものとは異なる文化をお見せします。『アッシュ・ピープル』として、火を表現します。これまでナヴィ族の良い側面しか描いてきませんでしたから、違う側面から彼らを描きたいのです。
前2作には人間のネガティブな例、ナヴィ族のポジティブな例がありましたが、『アバター3』ではその正反対をやります。主要キャラクターの物語を続けていく上で、私たちは新たな世界を探すことになるでしょう。」
「灰の民」を意味するアッシュ・ピープルの詳細はまだ伏せられているが、クオリッチ大佐率いる強欲なスカイ・ピープルとは異なる、新たな人間たちを指すことになるのだろうか。パンドラの自然資産をめぐる攻防戦を繰り広げたナヴィ族と人間の対立関係に、どのような変化が生じるかに注目だ。
『アバター3』では『ウェイ・オブ・ウォーター』で活躍した海のメトカイナ族が再び登場することがすでに明らかになっている。『アバター』シリーズはキャメロンにとって「描きたい物語のほとんどはこの中で描ける」と豪語するほど大きな存在であり、壮大なテーマを扱う作品となっている。作品を追うごとに、世界観がさらに広がることだろう。
「最終章が最高作になると断言します。それ以外のものは導入で、料理が運ばれるまでの食卓の準備段階なのです。しかし、どう考えてもすべては『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が観客にどう受け取られるか次第ですね」
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は公開中。第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開となる予定が発表されている。
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Source:20 Minutes,GamesRadar