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MCU初VR作品『アベンジャーズ/ダメージ・コントロール』ウルトロン役俳優を変更へ ─ 『エンドゲーム』から思わぬ代役を起用

https://www.youtube.com/watch?v=pWi-Qtw5RBU

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のVR作品『アベンジャーズ/ダメージ・コントロール(原題:Avengers: Damage Control)』に、ウルトロン役として『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のジェームズ・スペイダーが復帰していないことが明らかになった。米Comicbook.comが報じている。

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。

『アベンジャーズ/ダメージ・コントロール』では、プレイヤーがワカンダの出張施設を訪れ、ティ・チャラ/ブラックパンサーの妹であるシュリがワカンダとスターク・インダストリーズの技術で開発したエマージェンシー・レスポンス・スーツを着用することになる。そんな中、ドクター・ストレンジは「恐ろしい脅威が甦りつつある」と一言。プレイヤーの前に、久々の登場となるウルトロンが姿を現すのだ。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンをモーションキャプチャーによって演じていたのは、『セックスと嘘とビデオテープ』(1989)や『リンカーン』(2012)、ドラマ「THE BLACKLIST/ブラックリスト」(2013-)のジェームズ・スペイダー。しかしマーベル・スタジオによると、本作『ダメージ・コントロール』の製作時期にスペイダーは別の仕事に入っており、スケジュールの調整が叶わなかったということだ。

スペイダーに代わって、ウルトロン役に新たに起用されたのは「ウォーキング・デッド」(2010-)のアーロン役で知られるロス・マーカンド。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でソウル・ストーンの番人レッドスカル役を演じていた人物だ。モノマネを特技とするマーカンドは、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でレッドスカル役を演じたヒューゴ・ウィーヴィングが再演を断ったため、ウィーヴィングの演技を完全コピーした上で、俳優として独自の解釈を加えるという驚くべき仕事を全うしていたのである。

マーベル・スタジオ側は、『ダメージ・コントロール』のウルトロンを演じたマーカンドについて「見事な仕事ぶり、素晴らしい俳優です」と絶賛。「彼に参加していただけて楽しかったし、彼も非常に楽しんでいらっしゃいました」とコメントしている。今回も得意のモノマネを駆使しつつ、新たなウルトロンを作り上げたということだろう。本人の顔が映らない役柄なら、もしやロス・マーカンド、業界最強の代役俳優なのでは……。

なお本作には、シュリ役のレティーシャ・ライト、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチ、アントマン役のポール・ラッド、ワスプ役のエヴァンジェリン・リリーが声優として出演。スパイダーマンやハルク、ウォーマシンといったヒーローたちも予告編には登場しているが、マーベル・スタジオは『ダメージ・コントロール』の全出演者をいまだ発表していない(2019年10月16日現在)。

VR作品『アベンジャーズ/ダメージ・コントロール(原題:Avengers: Damage Control)』は、2019年10月18日(現地時間)より北米のVRアミューズメント施設「The VOID」にてサービス開始。詳細は公式サイトをチェック!

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Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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