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【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』キャプテン・アメリカの決断、TVAはどう判断したのか ─「ロキ」監督が持論を語る

アベンジャーズ/エンドゲーム
MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、そしてドラマシリーズ「ロキ」(2021-)では、タイムトラベルがストーリーの重要な鍵を握っていた。この度、MCUに大きな影響を与えることになったタイムトラベルについて、「ロキ」のケイト・ヘロン監督が持論を述べている。

この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。

まずは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でのタイムトラベルの理論について簡単におさらいしたい。同作では過去に戻り歴史を変えた場合、現在に変化が起きるわけではなく、タイムラインに分岐が生じるという理論が用いられている。しかし、それは元の時間軸に影響が生じないだけであって、危険に満ちた別の時間軸を誕生させてしまう恐れもあるということは忘れてはならない。そこでスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカは、サノスとの激闘後、過去から集めてきたインフィニティ・ストーンを、元々あるべき時間・場所へ返すためひとりで再びタイムトラベルすることになった。

しかしスティーブは任務を終えても帰還せず、ペギー・カーターと共に過去で幸せな時間を過ごし、年老いてから戻ってきたのだ。ここで生まれる疑問としては、このスティーブはいままでどこにいたのかということだが、ジョー・ルッソ監督は以前、「もしもキャプテン・アメリカが過去に戻りそこで生活したら、分岐した世界を作ることになる」と説明していた。このことから考えると、タイムトラベルしたスティーブは、これまで歩んできた時間軸とは異なる場所で生活を送っていたことになる。

しかし、ドラマ「ロキ」にTVAという神聖時間軸を監視する組織が現れたことにより、ファンの間では、スティーブの行方が再び疑問があがった。それというのも同作で登場したロキは、本来辿るはずだった時間軸から逸脱したことにより、TVAに拘束されてしまうからだ。スティーブは、ペギーと一緒になるという本来とは異なる道筋を選択したため、TVAに同じ用に拘束されてもおかしくはないはず。それにもかかわらず、なぜ組織から追われなかったのか。それとも拘束されたのち無罪放免で釈放されたのか。そんな気になる疑問について、The Directのインタビューにてケイト・ヘロン監督が答えている。

「このことについてずっと考えていました(笑)。とにかく興奮しています。これは決定的な答えではないので、みなさんをイライラさせてしまうかもしれません。ただ、ファンとしてしか私も答えられないので。私の理論としては、“あなたが楽観主義者か悲観主義者かどうか”ということに尽きると思います。楽観主義な人は、あのようにふたりが生きていても問題はなく、その分岐を止める必要もなかったと考えているのかと。ロマンティックに考える人たちは、これによってふたりは一緒にいられたと思うでしょう。一方で悲観的な人たちは、きっと剪定されたと思うのかな(笑)。」

捉え方は人それぞれとしながらも、ケイト・ヘロン監督は以下のように持論も語っている。

「私の頭の中では…一般的に枝は剪定してから手入れをするものですよね?ただ、それはどんな場合なのかにもよります。例えば、それが別の時間軸であれば、それは神聖時間軸と平行していることを意味するでしょう。剪定されたとは断定したくありませんが、TVAの論理ではおそらくそうなるかもしれません。ただ、意志あるところに道ができるともいうので、ふたりはあまり混乱せず、なんとか幸せに暮らすことが出来たのかもしれないですね。」

疑問が完全に晴れることはなかったが、スティーブがペギーとの人生を歩むという選択は、もしかしたらTVAの違反基準値を下回っていたのかもしれない。いずれにせよ、ふたりが幸せな人生を過ごせたと信じたいところだ。

Source: The Direct , Yahoo Entertainment

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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