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『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』から『クアントマニア』脚本家が離脱?征服者カーンから離れるとの情報も

アントマン&ワスプ:クアントマニア
(c)Marvel Studios 2023

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のクロスオーバー大作『アベンジャーズ』シリーズとして控える『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ』から、脚本家のジェフ・ラブネスがすでに離脱した可能性があることがわかった。

アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)
(c) 2022 Marvel

マーベル・スタジオの内情をまとめた書籍『MCU:The Reign of Marvel Studios』著者の一人で内情に詳しいジョナンナ・ロビンソンと、編集者マロニー・ルービンがポッドキャスト番組で伝えた。今後、マーベル・スタジオは征服者カーンの物語から退くことになっており、『ザ・カーン・ダイナスティ』脚本のジェフ・ラブネスは、もうマーベル・スタジオを離れているという情報だ。

ラブネスは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)脚本家に抜擢された人物で、それまでは人気トーク番組「Jimmy Kimmel Live!」の作家や、コメディアニメ「リック・アンド・モーティ」脚本などを務めており、大作映画は『クアントマニア』が初だった。同作を皮切りにマーベル・スタジオで征服者カーンやマルチバースの物語を一貫して手がけることが期待されていたが、『クアントマニア』が不評に終わると、その起用を疑問視する見方が増えた。

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ラブネスは『クアントマニア』公開後にはメディア取材に応対する機会も多く、『ザ・カーン・ダイナスティ』の情報をよく語っていた。しかし2023年5月に脚本家ストライキが始まると、そうした機会も遠のいていた。

実は、5月にもラブネスが『ザ・カーン・ダイナスティ』を降板したのではないかとの噂が伝えられていた。その真偽は不明のままだったが、この度改めて事情通から伝えられた形だ。

今回の情報にやや信憑性が感じられるのは、ここのところ征服者カーンが別のヴィランに交代させられるのではないかとの見方が強まっているため。演じるジョナサン・メジャースは暴行容疑で3月に逮捕されており、11月後半より裁判が始まる。すでにディズニーは、12月公開予定だったメジャース主演映画『Magazine Dreams(原題)』を取り下げている。

ドラマ「ロキ」シーズン2最終話に関する記事でも考察したことだが、今後の注目点は『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』のタイトルに変更があるかどうかだ。もしも“カーン”とつかない新タイトルに入れ替えられたら、それは征服者カーンが本当にフェードアウトするものと見られることになるだろう。

進退不明のラブネスは現時点でコメントを出していない。マーベル・スタジオの作品では、製作途中に別の脚本家が加わって脚本の手直しを行うことも決して珍しくないのだが、もしも『ザ・カーン・ダイナスティ』でそうなれば、何か別の事情があったと推測されてしまうに違いない。

Source:House of R

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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