【考察・解説】「バッド・バッチ」シーズン2予告編解剖 ─ 再登場のコーディと共闘なるか?皇帝パルパティーン「新時代」を語る

3.帝国の拡大を正当化するものとは
2022年に公開されたドラマ「オビ=ワン・ケノービ」と「キャシアン・アンドー」の両作品ともに、皇帝パルパティーンがストーリーに関わってきたが、どちらにおいても本人が人前に姿を現すことはなかった。だが、本作では自ら元老院の壇上に立ちスピーチを行うようである。皇帝の口からは「新時代(A new era)の始まり」という言葉が発せられた。新時代に合わせて、新たな支配方法、独裁政治を確立していくのだろうか。
その手法が垣間見えるのが、ティザー映像0:20で元老院に映し出される画像だ。攻撃を受けている様子にも見える。先ほどの考察と合わせると、ドロイド軍の武器・兵器をあえて放置し、帝国の“安全”と“恒久的平和”を脅かす存在を各地で誕生させることで、帝国軍を拡大し、惑星へ進駐する大義名分を作り出すという策略も考えられる。
何といっても銀河を二分する大戦を引き起こした男だ。そして残念ながら、唯一その男の企みを言葉の力で覆すことのできたパドメ・アミダラはもういない(「クローン・ウォーズ」シーズン3の第11話参照)。皇帝がどんな狡猾な手を使って世論を操作していくのか目が離せない。

また、ベイル・オーガナが登場するということは、駆け出しの状態の反乱分子が登場する可能性もある。今回、バッド・バッチが直面するテーマは「自由」と「未来」になりそうだが、シドが言うように帝国が存在する限り、銀河に真の自由が訪れることはない。5人の選択はいかに。

この他にも気になる点はまだまだあるが、ウーキーの咆哮を練習しながら年明けの配信開始を待ちたい。
「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2は2023年1月4日よりディズニープラスにて独占配信。
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