Menu
(0)

Search

J・J・エイブラムス、ゲーム制作へ本格進出 ― 「バット・ロボット・ゲームズ」設立

J.J.エイブラムス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19679067265/

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)で監督を務め、『クローバーフィールド』シリーズやドラマ『ウエストワールド』(2016-)など数々の作品をプロデュースするJ・J・エイブラムスが、ついにビデオゲームの制作に本格進出する。
J・Jの制作会社であるバッド・ロボット・プロダクションズが、新たにゲーム部門として「バット・ロボット・ゲームズ」を設立、中国企業の巨大企業テンセントと戦略関係を結ぶことを正式に発表した。

バット・ロボット・ゲームズは、米ワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテインメントと共同でゲームを開発していく。既存のデベロッパー(開発元)企業と提携を結び、モバイルやパソコン、家庭用ゲームなど媒体を問わず大規模タイトルやインディーズ・ゲームの製作に参入していく構えだ。

このたびバット・ロボット・ゲームズを統率する役職に任命されたのは、2006年からバッド・ロボットにてゲームやインタラクティブ・コンテンツの開発を務めてきたデイヴ・バロノフ氏。『クローバーフィールド』やリブート版『スター・トレック』の発表に伴って、その世界観をゲームなどの世界に拡張する仕事に従事してきた人物だ。さらにクリエイティブ・ディレクターとして、2016年にインディーズ・ゲーム『Duskers(原題)』を発表したティム・キーナン氏が就任する。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

映画・ドラマ畑のJ・J・エイブラムス、そしてバッド・ロボットの特色は豊かなクリエイターの人脈だ。バッド・ロボット社の擁するアーティストやデザイナー、脚本家といったクリエイターたちも今後ゲームの企画に関わっていくという。いわゆるゲームのクリエイターと、映画やドラマの世界で最先端のストーリーテリングに臨んできた作り手たちのコラボレーションは、かつてない展開を両方の媒体にもたらしてくれることになるかもしれない。

Source: THR
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly