『ジョン・ウィック』アナ・デ・アルマスのスピンオフ『バレリーナ』、元々シリーズと別物として執筆されていた

『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ映画『バレリーナ(原題:Ballerina)』は、元々シリーズには関連しない、別物の作品として執筆されたものであったらしい。本作のプロデューサーが米Colliderのインタビューにて伝えている。
『バレリーナ』は、『ジョン・ウィック パラベラム』(2019)に初登場したバレリーナを主人公に、家族を殺し屋に奪われた若い女性が、復讐のため殺し屋へと変貌していく物語。『ブレードランナー 2049』(2017)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)などで知られるアナ・デ・アルマスが主演する。アルマスのほか、本家シリーズの主人公ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスをはじめとする主要キャストが登場するが、脚本のシェイ・ハッテンが本家シリーズの世界とは別物である旨を語っていた。
プロデューサーのエリカ・リーもまた、『バレリーナ』は『ジョン・ウィック』とは関係のないところで執筆されたものであると、脚本の成り立ちついて明かしている。リーは大の『ジョン・ウィック』ファンであるハッテから渡された脚本を読んで「なるほど」と興味をそそられた。「このルーニーという暗殺者は、女性のキャラクターだけど、オプションで購入して『ジョン・ウィック』ユニバースに戻してみましょうか」とアイデアを膨らませたようだ。
バレリーナのキャラクターをより『ジョン・ウィック』寄りにしようと試みたが、その頃は第3作『パラベラム』の撮影より以前だったこともあり、製作陣一同はユニバースや新キャラクターの創造、『ジョン・ウィック』ワールドの精錬に向けて、理解を深めようとまい進していた。結果、『バレリーナ』を単独の作品として独立させるに至ったのだそうだ。
本家シリーズは第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』まで進行し、前日譚ドラマ『ザ・コンチネンタル』も2023年9月に配信開始予定。世界が拡大するにつれ、製作陣も「今分かっていることは何なんだっけ?タイムラインは?今使えるリファレンスは?」とハンドリングに奮闘しているようだ。そんな中、「『バレリーナ』は映画の絶えず進化するエコシステムとなってくれている」とリーは語る。同作はこの先、シリーズにとって重要な意味を持つことになるのだろう。
『ジョン・ウィック』スピンオフ映画『バレリーナ(原題:Ballerina)』は、公開時期は2024年6月7日にUS公開予定。
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Source:Collider