Menu
(0)

Search

『ジョン・ウィック』前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル」2023年9月に米配信予定

『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ作品である、前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)」が2023年9月に米国で配信されることがわかった。プロデューサーのエリカ・リーが米Colliderにて明かした。

本作は映画シリーズの40年前となる1975年のニューヨークを舞台に、コンチネンタル・ホテルの支配人ウィンストン・スコットと、コンシェルジュのシャロンの若き日を描く物語。米国ではPeacockにて、そのほか海外の国・地域ではAmazon Prime Videoにて配信される(イスラエルと中東を除く)。

現時点では、本作が海外でも9月に配信開始となるかどうかは不明。ただし日本の場合、映画第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が9月に劇場公開予定とあって、もしも同時配信が叶えば、9月は“ジョン・ウィック月間”となりそうだ。

既報によると、本作は1話あたり約90分・全3話構成のミニシリーズ。新たに判明したところによると、全3話はひとつの物語として繋がっており、エピソード間で長い時間が経過することはないという。リーは「テレビなのでキャラクター中心の物語ですが、アクションもたくさん用意していて、第1話はアクションから始まります。良いバランスだと思うのは、1話と3話はアクションたっぷり、2話はもう少しストーリーに寄るもの」と語っている。

また、製作陣は『ジョン・ウィック』シリーズのテレビ化にあたり、時系列をいつにすべきか、どのような物語にすべきかを熟慮したとのこと。「別の時系列にすることで、別の道を進むゆえの大きな柔軟性が生まれる」と考えたことが前日譚に決まった理由だという。

「ジョン・ウィックやシリーズの世界観について、ホテルやイースターエッグ(小ネタ)のことが少しずつわかっていく点が愛されているのは理解していました。映画では作品ごとに、それぞれのキャラクターやホテルのことが少しずつ明かされていきます。コンチネンタルについて、だんだんと掘り下げられていくのが面白い。たとえば清掃係やスタッフはどんな格好をしているのか、どうやってホテルに入るのか、金のコインはどうやって作られているのか。今回の時系列と設定では、そんなあらゆる要素をじっくりと、深く掘り下げることができます。」

出演者には、若きウィンストン・スコット役に「フライト・アテンダント」(2021-)のコリン・ウッデル、同じく若きシャロン役に新人アヨミデ・アデガン。そのほか、叔父のチャーリー役でピーター・グリーン、コーマック役でメル・ギブソンらが出演する。製作総指揮には、映画版監督のチャド・スタエルスキ、1~3作目の脚本家デレク・コルスタッド、製作のバジル・イワニク&デヴィッド・リーチのほか、『デッドプール』シリーズの脚本家であるレット・リース&ポール・ワーニックが名を連ねた。

なお、ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスは本作には参加しない見込み。

ドラマ「ザ・コンチネンタル(原題:The Continental)」は2023年9月より米Peacockにて配信予定。Amazon Prime Videoでの海外配信スケジュールは発表されていない。

Source: Collider

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly