超実写版『バンビ』企画進行中 ─ 『ライオン・キング』スタイルでリメイク、『キャプテン・マーベル』脚本家が就任

米ウォルト・ディズニーが、1942年製作のアニメ映画『バンビ』のリメイク企画を進行していることがわかった。『ジャングル・ブック』(2016)『ライオン・キング』(2019)と同じく、CGによってリアルな映像を生み出す、日本では“超実写版”と形容されたスタイルでのリメイクになるという。米The Hollywood Reporterなどが報じている。
フェーリクス・ザルテンによる同名児童文学を映画化した『バンビ』は、森の王子バンビが、ウサギのタンパー(とんすけ)やスカンクのフラワー、そして雌鹿のファリーンらとの交流を深めながら成長していく物語。リメイク版の脚本には、『キャプテン・マーベル』(2019)のジェネヴァ・ロバートソン=ドウォレット、『シエラ・バージェスはルーザー』(2018)のリンジー・ビアーが就任した。
報道によれば、ディズニーは『バンビ』のスケールやストーリーが『ジャングル・ブック』『ライオン・キング』ほど大きなものではないことを認識しており、おなじみのストーリーに、より大きな物語を付け加える狙いはないとのこと。プロデューサーには『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)脚本家のクリス・ワイツ、『アバウト・ア・ボーイ』(2002)監督のポール・ワイツ、『シングルマン』(2009)のアンドリュー・ミアノが就任。3人は米国で高評価を受けた『フェアウェル』(2020年春公開)に続いてのプロデュースとなる。
なお、ディズニーは『アラジン』(2019)や『ライオン・キング』のほか、同じく名作アニメを実写化する『リトル・マーメイド(原題:Little Mermaid)』、実写とアニメの融合による『ピノキオ(原題:Pinocchio)』を進行中だ。
Sources: The Hollywood Reporter, Variety, Deadline