Menu
(0)

Search

ザック・スナイダー、『バービー』劇中でイジられたことに言及「最高だった」

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (c) DC. Zack Snyder's Justice League (c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

2023年最大のヒット作の一つである『バービー』。あらゆる角度からの皮肉が込められた本作には、DC映画『ジャスティス・リーグ』などのザック・スナイダー監督をイジるジョークが登場する。スナイダー本人は、このイジりを大いに楽しんだようだ。

この度ポッドキャスト番組に登場したスナイダー。番組ホストとの対談の中で、話題は過激なファンによる批判傾向や、『バービー』の影響に及んだ。

トークの中で番組ホストは、『バービー』について多くの男性観客が腹を立てていたのはお門違いだと、次のように指摘する。「テイラー・スウィフトのコンサートに行って、AC/DCが流れると期待するようなもの。テイラー・スウィフトのコンサートで何が流れるかはわかるでしょう。これは『バービー』の映画なんだから、どういうものかはわかるはず。何を怒っているんだ?」

バービー
(c)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

スナイダーはこれに同調し、「バービーだぞ。何が描かれると思ったんだ」と反応。「それから、僕はあの映画がすごく気に入ったけれど、なんなら劇中で風刺までされたぞ!」と振り返った。

『バービー』の劇中では、アレクサンドラ・シップが演じる作家バービーが、「夢を見ているみたいだった。まるで『ジャスティス・リーグ』ザック・スナイダーカットみたいな」と言う場面がある。スナイダーはこのセリフの内容を復唱してから、「まさにそういうセリフまで登場する。最高じゃないかと思いました」と好意的な反応を見せた。

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット
JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (c) DC. Zack Snyder’s Justice League (c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『バービー』で飛び出した「『ジャスティス・リーグ』ザック・スナイダーカットみたいな夢」というジョークには、いくつかの意味がかけられている。『300 〈スリーハンドレッド〉』(2006)やDCスーパーヒーロー映画の数々で知られるスナイダーの作品はマッチョイズム的な作風が特徴的で、ファン層も男性的。『バービー』で描かれたバービーランドとは対極の世界観にある。

また、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は熱狂的なファンによるキャンペーン活動によって製作やリリースにこぎつけた、いわばファンにとっての「夢」だった企画。両作ともワーナー・ブラザースによるもので、スタジオにとってはセルフパロディ的な意味合いがある(ワーナーは長い間、『ザック・スナイダーカット』をリリースするつもりはないと否定を続けていた)。

なおスナイダーは、妻デボラもこのジョークに「いいじゃん」と反応したことを明かしている。「100%クールでしたよ」と、スナイダーは『バービー』でイジられたことを明るく受け止めていたようだ。

Source:Joe Rogan Experience

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly