「パニッシャー」ジグソウ役ベン・バーンズ、MCU作品にヒーローとして再出演の可能性 ─ マーベルとの話し合いを実施していた

マーベル・テレビジョン/Netflix製作のドラマ「Marvel パニッシャー」(2017-2019)でヴィランのビリー・ルッソ/ジグソウ役を演じたベン・バーンズが、将来的にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でヒーローとして登場する可能性が浮上してきた。
「マーベル パニッシャー」をはじめ、Netflix製作のマーベルドラマは2018~2019年に全作品が相次いで終了。バーンズ演じるジグソウも再登場の見通しは現状ないわけだが、バーンズは英Digital Spyのインタビューで、マーベルと再び仕事をする可能性について「もちろんありますよ」と肯定した。
「(マーベルとは)今年に入ってから話をしました。ただし僕が思うに、『パニッシャー』と時期が近すぎると思われたんでしょう。それでも彼らには、まだ僕にもやれるという確証がある。『パニッシャー』がテレビドラマだったので、ふさわしい役柄があれば、(マーベルに)戻って映画に出られるんです。昨年(2018年)には、スーパーヒーロー役について、お話を何度かしましたよ。」
もっとも、ジグソウ役との「時期が近すぎると思われた」とも述べているように、バーンズがマーベル作品に再び出演するという具体的な話が現状存在するわけではないようだ。マーベルとの話し合いは「なんらかの理由でうまくいかなかった」とも語られているのである。「将来的に可能性はあります。彼らが急いでくれさえすればね。50歳のスーパーヒーローはやりたくないので」。2019年11月現在、バーンズは38歳。まだまだ時間的余裕はある。
ひとまず確かなことは、マーベル側が、すでに終了したNetflixドラマの出演者を再び起用することを前向きに検討していることだろう。2019年10月、映画部門だったマーベル・スタジオはマーベル・テレビジョンを吸収しており、今後はマーベルの映像作品を包括的に取り扱う見込み。ケヴィン・ファイギ社長はマーベルのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして、コミックを含めた全ての企画に携わっていく。
こうした状況下では、MCUの一角として製作されたNetflixでのドラマ作品が――映画作品と明確に繋がらなかったがゆえ――今後どのように扱われていくのかも定かでない。そういえば、MCUのフェイズ5に登場する映画『ブレイド(原題:Blade)』で主演を務めるのは、「Marvel ルーク・ケイジ」(2016)でコットンマウス役を演じたマハーシャラ・アリなのだ。やはり、バーンズの将来的な再登場も大いにありうるだろう。
Netflixオリジナルシリーズ「Marvel パニッシャー」全世界独占配信中
Source: Digital Spy