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ゼンデイヤ主演&A24製作、歌姫ロニー・スペクターの伝記映画が本格始動 ─ 監督は『ムーンライト』バリー・ジェンキンス

©Glenn Francis https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Zendaya_2019_by_Glenn_Francis.jpg | https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ronnie_Spector_1971_BW.jpg | Remixed by THE RIVER

『スパイダーマン』『デューン』シリーズのゼンデイヤ主演、『ムーンライト』(2016)バリー・ジェンキンス監督による、歌姫ロニー・スペクターを描くA24製作の伝記映画『Be My Baby(原題)』が本格的に始動することがわかった。米Deadlineが報じている。

ロニー・スペクターは、1960年代に人気を博したガールズグループ「ザ・ロネッツ」の元リードシンガーとして「Be My Baby」や「Baby, I Love You」など数々のヒットを放った。ザ・ロネッツ作品の多くをプロデュースしたフィル・スペクターと結婚したのちは一時的に歌手活動を停止。フィルとの別居後に、ザ・ロネッツを再結成して活動を再開している。

本作でゼンデイヤがロニー役を演じることは2020年に報じられていたが、このたびジェンキンスが監督に就任。A24とはアカデミー賞作品賞・脚色賞に輝いた『ムーンライト』以来の再タッグとなる。『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)「地下鉄道 ~自由への旅路~」(2021)といった社会派の秀作をはじめ、『ライオン・キング:ムファサ』(2024)も手がけた才能だ。

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脚本は『サスペリア』(2018)『ボーンズ アンド オール』(2022)などのデヴィッド・カイガニック。本作はロニーの生涯を描く王道の伝記映画ではなく、問題を抱えたプロデューサー、フィル・スペクターとの生活に焦点を当てるものになる予定で、カイガニックはゼンデイヤ&ジェンキンスの要望に基づき、ロニーの人生を深く掘り下げた解釈に取り組んでいるという。

ロニー役のゼンデイヤは、製作総指揮として企画に携わっていたロニー自身が2022年の逝去以前に起用を決定していたもの。青春ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」(2021-)ではエミー賞&ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、最近は『チャレンジャーズ』(2024)の演技も話題を呼んだ。ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017)では歌手経験を活かした見事な歌声を披露しただけに、本作の歌唱にも要注目だ。

プロデューサーはゼンデイヤのほか、『ウィキッド』2部作のマーク・プラット、『ヒックとドラゴン』(2025)のアダム・シーゲル、ジェンキンスの製作会社Pastelのアデル・ロマンスキー&マーク・セリアク。製作総指揮にはロニーの夫でマネージャーだったジョナサン・グリーンフィールドが参加している。

なおロニーの権利関係や、ロニー自身がヴィンス・ウォルドロンと執筆した回顧録『Be My Baby: THE AUTOBIOGRAPHY OF RONNIE SPECTOR(原題)』の契約に変更はなく、そのまま映画化に適用されるという。

Text: Hollywood, 稲垣貴俊

Source: Deadline

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