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「ビートルズ」伝記映画4部作が2028年4月に一挙公開決定、メンバー写真公開 ─ ハリス・ディキンソン、ポール・メスカル、バリー・コーガン、ジョセフ・クイン演じる

THE BEATLES
Las Vegas, NV – March 31, 2025 – Sony Pictures announces the cast of The Beatles - A Four-Film Cinematic Event, directed by Sam Mendes. (l to r) Harris Dickinson (John Lennon), Paul Mescal (Paul McCartney), Barry Keoghan (Ringo Starr), and Joseph Quinn (George Harrison). In theaters April 2028. Photo by: John Russo

伝説的ロックバンド・ビートルズの伝記映画4部作が、2028年4月に劇場公開されることがわかった。米ソニー・ピクチャーズが正式に発表した。

ジョン・レノン役を『ベイビーガール』(2024)のハリス・ディキンソン、ポール・マッカートニー役を『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(2024)のポール・メスカル、リンゴ・スター役を『Saltburn』(2023)のバリー・コーガン、ジョージ・ハリスン役を『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)のジョセフ・クインが演じることもあわせて発表されている。

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「フォー・フィルムズ・シネマティック・イベント」と称された本企画は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスンそれぞれの視点からビートルズの歴史を描くシリーズ。公式のあらすじには、「一人ひとりに自分の物語がある。けれども彼らは、一緒に伝説となった」と記された。監督は『007 スカイフォール』(2012)『1917 命をかけた伝令』(2019)のサム・メンデスが務める。

驚くべきは、4部作のすべてが2028年4月に一挙公開されること。公開週をずらして1本ずつ上映するのか、4作すべてを同日に公開する計画かは明らかになっていない。3月31日(米国時間)、CinemaConに登壇したメンデス監督は、ソニー・ピクチャーズのトム・ロスマン会長の言葉を引用して「史上初の“映画を一気見”体験」だと語った。

長年ビートルズの映画化に取り組んできたメンデス監督は、ビートルズの物語を一本の映画で描ききることはできない、しかしテレビシリーズはふさわしくないと感じていたそう。「新しい世代のために、この壮大なストーリーを語る方法があるはずだと思っていました。まだ探求できるものはたくさんあるはずだと。(この企画では)ひとつの方法を見つけることができたと思っています」。

今後のスケジュールは公開されていないが、映画4本ぶんの撮影に1年以上を費やすというから、ドラマシリーズ以上の大規模な撮影となることは確実。ハリウッドで最も注目されている若手俳優4人を長期拘束する一大プロジェクトだ。なお、CinemaConには出演者4人もサプライズ登壇し、会場に集まった人々を驚かせた。

「ビートルズ」伝記映画4部作(The Beatles – A Four-Film Cinematic Event)は、2028年4月に米国公開予定。日本でもソニー・ピクチャーズ配給で公開予定。

Source: Deadline, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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