不振から約1年『BETTER MAN/ベター・マン』じわり人気に ─ 「この映画は長く残る」プロデューサーがコメント

イギリスの国民的スター、ロビー・ウィリアムズの半生を猿の姿で描いた個性的な半自伝ミュージカル映画『BETTER MAN/ベター・マン』は、2024年(日本2025年)の劇場公開時は不遇に終わった作品だ。ところが最近、ストリーミング配信で遅ればせながらの話題がじわじわ広がっていて……。
ウィリアムズの波乱の人生を、猿に置き換えて描いた映画『BETTER MAN/ベター・マン』。あの『グレイテスト・ショーマン』(2017)マイケル・グレイシー監督の新作として話題性もあったが、1億1,000万ドルとされる製作費に対して世界累計興収はわずか225万ドルの赤字に。題材となったロビー・ウィリアムズの人気度がイギリス以外の国や地域でそこまで大きくなかったことなどが要因と考えられている。
ところが、米公開から1年が経とうとする今、本作は配信サービスでじわじわ注目を集めていると米ScreenRant。この現象について、プロデューサーを務めたジュールス・ダリーも次のコメントを語っている。
「この映画は、公開後も長く残り続けると思います。(公開当時は)あまり観客を見つけられませんでしたが、でもね、映画を作って世に出ると、また発見してもらえて、話題になることもある。マイケル・グレイシーは素晴らしい映画監督ですし、ロビーとも一緒に仕事できて楽しかったです。」
実際に、本作は米Rotten Tomatoesでも批評家スコア89%、観客スコアも90%とダブル高評価。劇場での興行性は今ひとつ足りなかったかもしれないが、確かな満足感のある作品として、改めて受け入れられつつあるということだ。日本でもPrime Videoなどで配信中なので、未見の方はぜひ鑑賞してみては。
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Source:ScreenRant