ヘンリー・カヴィル、上腕二頭筋装填の誕生秘話が明らかに

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)でヘンリー・カヴィルが披露した「上腕二頭筋装填(バイセップ・リロード)」の誕生秘話が判明した。
「上腕二頭筋装填」とは、カヴィルが『フォールアウト』劇中で見せたカッコいい動きのこと。劇中でカヴィルが演じる武闘派エージェントのオーガスト・ウォーカーは、イーサン・ハント(トム・クルーズ)と共にナイトクラブのトイレで敵対人物と激しい格闘戦を展開する。ここでカヴィルは、相手にパンチを放つ前にそのたっくましい腕をブルンブルルンと回転。これがあまりにも勇ましいとして、ネットでは「上腕二頭筋装填」と呼ばれて話題になった。

「Reddit(ネット掲示板)でめっちゃ話題になってましたね」。カヴィルは登壇した米イベントで、「上腕二頭筋装填」の人気ぶりを認識していたことを明かした。さらにカヴィルは、このカッコいいムーブがいかにして誕生したのかを明らかにしている。
「もともと脚本にはなかったんですよ。本当に激しい格闘シーンで、実は3週間もかけて撮影したんです。『ウィッチャー』とかだと1日で撮りますけど、それと比べると長い。
同じ動きを繰り返すことが多いので、やってしばらくすると身体中あちこち痛くなるんですよね。上腕二頭筋のスジも痛くなっちゃうんで、パンチ打つ前にウォーミングアップしてたんですよ。それこそ肩慣らしってことで。でも、一回やった後に“うわ、今のすごくバカっぽいな、なんでこんなことやったんだろ”って思って。だから、“すいませんMcQ(=マッカリー監督)、もうやらないんで”って言ったら、“やらないって何を?まあいいや、もう一回やろう”って。
それで次のテイクで止めてみたら、“なんで止めちゃったの?あれ、良かったのに”って言われましてね。“えっ、良かったですか?”って聞いたら、“うん、全然良かったよ”ということで。それで取り入れたんです。」
ちなみにこのシーンでカヴィルらと激闘する相手役には、とある有名俳優がカメオで演じる予定だったそうだ(その俳優が誰なのかは明かされていない)。ところが、あまりにもアクションが激しいため、ついていけなさそうだということでスタントマンのリャン・ヤンが演じることになったという裏話もある。
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Source:Comicbook.com