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『バイオハザード』リブート版は『SAW』ジェームズ・ワンがプロデュース!ミラ・ジョヴォヴィッチはリブートに警告

昨日、2017年5月22日に存在が判明したばかりの実写映画版『バイオハザード』リブート企画に、早くも続報が到着した。Deadlineが報じるところによると、『SAW』『死霊館』シリーズを監督したジェームズ・ワンが第1作のプロデュースを務めるという。

Deadlineによると、リブート版『バイオハザード』で脚本を執筆するのはグレッグ・ルッソ。ジェームズ・ワンとは現在進行中の『モータル・コンバット』リブート版でプロデューサー&脚本家という関係でタッグを組んでいる(ちなみに1995年版『モータル・コンバット』は、のちに『バイオハザード』を手がけるポール・W・S・アンダーソンが監督を担当)。同サイトによると、『バイオハザード』リブート版のキャスティングは前シリーズから一新される方向だという。

2014年『アナベル 死霊館の人形』、2016年『ライト/オフ』と、ワンのプロデューサーとしての手腕はすでに折り紙付き。ホラーへのこだわりとエンターテインメント志向を併せ持つ独特のセンスは、『バイオハザード』リブート版でいかに発揮されるのだろうか?

ミラ・ジョヴォヴィッチはリブートに警告

一方、Comicbook.comによると、前シリーズに主演したミラ・ジョヴォヴィッチはリブートの事実を知らされていなかったようだ。同サイトの取材を受けて、ミラは以下のように話しているのだが……慎重な姿勢というか、なんというか……。

「(新しい)シリーズに関わる人たちは順序を誤っていると思います。すごく危険。きっと『バイオハザード』のリブートを長いあいだ望んでいたんだと思うんですが……つまり私は(映画)『バイオハザード』の世界が大好きなんです。すごい財産だと思ってます、もしも私がプロデューサーだったらリブートしていたでしょうしね。」

またミラは、自身の主演した前シリーズについてこのように分析している。

「『バイオハザード』が特別な作品になったのは、関わった人たちが自分の仕事を本当に愛していたから、そしてゲームの大ファンだったからだと思います。リブートを考える前に、作品に同じような情熱を持っている人を探すことを提案したい。この手のジャンルは、みんながニセモノに敏感なんですよ。SF、アクション、ホラーの世界には本物のファンがいて、彼らはバカじゃない。作品を愛して作ったものなのか、金儲けのチャンスで作ったものなのかを見分けることができるんですよ。」

この様子から推察するに、おそらくミラやポール・W・S・アンダーソン監督がリブートに関与することはないのだろう。あまりにも早いリブートに、その心中は複雑といったところか……。

リブート版『バイオハザード』の公開時期や監督は現時点で不明。筆者としては、いっそガラリとテイストを変えてのリブートに期待したい。

Source: http://deadline.com/2017/05/resident-evil-movie-reboot-james-wan-produce-greg-russo-script-1202100081/
http://comicbook.com/2017/05/22/resident-evil-milla-jovovich-comments-on-reboot-news/

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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