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『ブラックアダム』ドウェイン・ジョンソン、「彼に間違ったことをしたら死ぬ」─ エッジがきいたスーパーヒーロー映画宣言

ドウェイン・ジョンソン

2022年7月に米国公開を迎える大作映画、『ブラックアダム(原題)』。“DCユニバースのヒエラルキーが変わる”という本作だが、これまでのスーパーヒーローやコミック原作映画とはどのように異なるのだろうか?

Men’s Journalから同様の質問を受けた主演のドウェイン・ジョンソンは、「スーパーヒーローたちは倫理観と一線を画して生きている」と答えながらも、「ブラックアダムの場合、この男への見方によって変わるでしょう」と述べている。「ブラックアダムは、ヒーローにもアンチヒーローにもヴィランにもなれる能力を持っていますから。ブラックアダムに惹かれた理由のひとつは、彼の背景にあります」。

本作の主人公であるブラックアダムは、コミックではシャザムの宿敵であり、支配欲求に取り憑かれたキャラクター。エジプト・カーンダックにて奴隷を解放したがゆえに、ロック・オブ・エタニティの魔法使いに封印されてしまい、復讐を果たすべく現代に蘇る。その背景は映画版にも踏襲されると伝えられており、このたびドウェインがまた、「彼は最初、奴隷として扱われていました。他人から不当に押さえつけられていた人間やキャラクターが、立ち上がりはじめることは非常に大きな意味を持ちます。ブラックアダムは強い不満を抱えながら、エッジを効かせて立ち上がるわけです」と説明している。どうやらブラックアダムは、DCユニバースにおけるほかのスーパーヒーローとは全く異なる正義観を持っているようだ。

「これまでは何か悪いことを行えば、スーパーマンやバットマンが正義の裁きを下そうとしますが、ブラックアダムに何か間違ったことをした場合には死ぬことになるでしょう。それぐらい単純な話です。このキャラクターは、スーパーヒーローのジャンルにユニークなエッジをもたらすことになると信じています。先入観を覆すことになるわけです。

ちなみに、本作に並々ならぬ想いがあるドウェインは、自前の筋肉があるため、コスチュームの詰め物は不要だったことを過去に話していた。「感じたんだ。俺はブラックアダムだと」。

キャストにはドウェインのほか、ピアース・ブロスナンがドクター・フェイト/ケント・ネルソン役、ノア・センティネオがアトムスマッシャー役、オルディス・ホッジがホークマン役、キンテッサ・スウィンデルがサイクロン/マクシーン・ヒュンケル役として名を連ねている。監督を務めたのは、『ジャングル・クルーズ』(2021)のジャウム・コレット=セラだ。

『ブラック・アダム(原題:Black Adam)』は、2022年7月29日に米国公開予定。

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Source:Men’s Journal

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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