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『ブラック・ウィドウ』単独映画、MCU新シリーズの幕開けか ─ スカーレット・ヨハンソンが示唆

スカーレット・ヨハンソン
Photo by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品、待望の単独映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』は、MCU新シリーズの幕開けとなるようだ。主演・製作のスカーレット・ヨハンソンが明かした。

この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の重大なネタバレが含まれています。

2019年10月15日、スカーレットは、女性誌Elle主催の「Women in Hollywood Awards」授賞式に登場。米The New York Timesのカイル・ブキャナン氏によれば、スカーレットはスピーチの中で、『ブラック・ウィドウ』がMCU初の出演者によるプロデュース作品であること、そして本作を「単独シリーズ」であることに言及したという。

MCUの前日譚となる『ブラック・ウィドウ』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でアイアンマンとキャプテン・アメリカが対立、アベンジャーズが分裂状態に陥った直後、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウがどうしていたのかを描く物語になる。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で、ナターシャはクリント・バートン/ホークアイを守るため、チームを守るため、そして宇宙を守るために自らを犠牲にしたが、その決断に至った背景もよりディープに描かれるようだ。

主人公であるナターシャが命を落とした以上、『ブラック・ウィドウ』は従来のMCU単独映画とは異なり、1本かぎりの作品になると見られている向きもあった。ところが現在、スカーレットは本作を「単独シリーズ」と呼んでいる。ということは、今後ブラック・ウィドウの“語られざる物語”がさらに語られていくことになるのか。あるいは、『ブラック・ウィドウ』にて新たに登場するナターシャの妹分、イェレナ(フローレンス・ピュー)などがカギを握る可能性もあるだろうか。

ちなみにスカーレットは、本作が2020年の夏にふさわしい「超強烈」な作品になると宣言していた。監督は『さよなら、アドルフ』(2012)『ベルリン・シンドローム』(2017)のケイト・ショートランド、脚本は『キャプテン・マーベル』(2018)ジャック・スカエファーと『ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情』(2014)ネッド・ベンソンが担当し、本撮影はすでに終了している。

映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』は2020年5月1日に米国公開予定

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Source: Kyle Buchanan

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。