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『ブラック・ウィドウ』ヴィランのタスクマスター、『ノーカントリー』から影響を受けていた

ブラック・ウィドウ
(c)Marvel Studios 2021

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『ブラック・ウィドウ』が、度重なる公開延期を経てついに日本上陸した。本作のヴィランであるタスクマスターは、トミー・リー・ジョーンズ&ハビエル・バルデム&ジョシュ・ブローリン共演、イーサン&ジョエル・コーエンによる『ノーカントリー』(2007)の影響を受けているのだという。

タスクマスターは、どんな能力もコピーすることができ、アベンジャーズの能力を駆使して主人公たちを容赦なく追い詰めていく。正体どころか性別さえも分からないタスクマスター。そんなヴィランから、『ノーカントリー』のどんな要素を垣間見ることが出来るのだろうか。

CNetのインタビューにて、『ブラック・ウィドウ』のメガホンをとったケイト・ショートランドは、『ノーカントリー』が本作に向けて「一番観た映画です」と説明している。アカデミー賞作品賞にも輝いた同作では、アメリカ・テキサスを舞台に、麻薬密売に絡んだ大金を盗んだ帰還兵、それを追う非常な殺し屋、そしてふたりを追う老保安官の凄惨な犯罪劇が繰り広げられた。

『ノーカントリー』はアクション映画ではなく西部劇・犯罪劇であることから、『ブラック・ウィドウ』とは無縁そうだが、その影響は、タスクマスターのキャラクターやアクションシーンから感じ取れるようだ。「アクション映画ではありませんが、コーエンがサスペンスを静寂の中で作り上げる様が非常に美しいのです。タスクマスターが橋を渡り、彼女に向かって歩いていく場面にとても影響を与えています」。タスクマスターが放つ、静寂の中に潜む圧倒的な狂気に注目だ!

Source: CNet

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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