『ブラック・ウィドウ』は「待つ価値ある作品」 ─ 元公開予定日を迎え、スタッフがファンに呼びかけ

2020年5月1日(金)は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ブラック・ウィドウ』が本来、日米同時公開を迎える予定だった日だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって、いまや世界中の映画館が休業を余儀なくされ、本作は11月6日(金)への公開延期が決まっている。
このたび、マーベル・スタジオのコンセプトアーティストであるアンディ・パーク氏がInstagramにポスタービジュアルを再度投稿。改めて公開を待つファンに呼びかけた。
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「『ブラック・ウィドウ』は今週、映画館にて公開されるはずでした。現在は11月公開予定となっています。待つだけの価値がある作品です。“普通”に戻れる時まで、ともに、それぞれの場所でまいりましょう。全てをかけて…(Whatever it takes)。」
MCUファンにはもはや説明不要であろう、「全てをかけて(Whatever it takes)」とは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のキーワードとなった名ぜりふのうちのひとつ。約1年前に世界がヒーローに熱狂した時から、世界情勢は大きく変わってしまった。しかし今を乗り越えれば、この先の世界にも、また新たなヒーローたちの活躍が待っている。
『ブラック・ウィドウ』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)を経て、MCUの新章となる「フェイズ4」を開幕する作品。スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウを主人公とする初めての単独映画で、物語は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)直後を舞台に、ナターシャの知られざる過去、そして『エンドゲーム』での決断に至る背景をも描き出す。

スカーレット・ヨハンソンのほか、共演者には妹分のエレーナ役に『ミッドサマー』(2019)のフローレンス・ピュー、アレクセイ/レッド・ガーディアン役に「ストレンジャー・シングス」(2016-)のデヴィッド・ハーバー、メリーナ役に『女王陛下のお気に入り』(2018)のレイチェル・ワイズ。さらにナターシャの友人で“調達屋”のメイソン役に「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(2017-)のO・T・ファグベンル、MCU過去作品からサンダーボルト・ロス長官役のウィリアム・ハートが再登場する。監督は『さよなら、アドルフ』(2012)『ベルリン・シンドローム』(2017)のケイト・ショートランドが務めた。
映画『ブラック・ウィドウ』は2020年11月6日(金)日米同時公開。