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人気ドラマ「ブラックリスト」、シーズン10で完結へ ─ さらばレッド、お別れの予告編公開

https://www.youtube.com/watch?v=MSd90nIJ1QE

ジェームズ・スペイダー主演のアクション・サスペンスドラマ「ブラックリスト」(2013-)が、次のシーズン10をもって終了となることがわかった。米Varietyなどが伝えている。

「ブラックリスト」は、国際的な最重要指名手配犯の“レッド”ことレイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)がFBIに協力し、凶悪犯罪者の情報を集めた「ブラックリスト」に基づき様々な事件を解決していくシリーズだ。2013年9月に米NBCで初放送されると、当時の新作の中で最高視聴率を獲得。ハードなアクションと緊迫した心理戦を織り込み、若者だけでなく大人の心をもつかむ本格派のドラマとして、NBCの看板番組的人気を博した。

公開されたシーズン10の特別映像は「Say Goodbye to Red(レッドにさよならを)」と題され、「10年が経ち、アメリカの愛すべき犯罪者はその帽子(※レッドのトレードマーク)を脱ぐ」というメッセージとともにこれが最終シーズンになることを告知。公式のあらすじによると、シーズン10でレディントンは「比類なき危機に直面する」ようだ。「レッドがFBIの情報提供者として秘密裏に活動していることが明らかになり、過去のブラックリスターたちは復讐のため一致団結。レッドとFBI特別捜査班にかつてない試練を与える」と説明されている。

NBCユニバーサル・テレビジョン&ストリーミングの脚本コンテンツ担当社長リサ・カッツ氏は、本作の完結について「視聴者の心に深く響くシリーズが、10シーズンも放送されることはそう多くないと思います。しかし『ブラックリスト』は、非常に才能あるプロデューサー、素晴らしい脚本、期待を裏切らないキャスト、難局にうまく対処するスタッフ、という完璧な組み合わせで成り立っていることを証明しました」と語り、主演のスペイダーや関係者に謝意を述べた。「ソニーのパートナー各位、過去10年間この番組をNBCの輝かしい歴史に欠かせない存在にしてくれた皆さまに感謝しています。そして、素晴らしい演技を披露してくれたジェームズ・スペイダーに特別な感謝を捧げます」。

ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・スタジオ共同社長のジェイソン・クロッドフェルター氏も、次のように感謝のコメントを発表。「『ブラックリスト』を10シーズンにわたり放送してくださったNBCの素晴らしいパートナーたちに感謝します。このシリーズは、ジェームズ・スペイダーが見事に演じたレイモンド・レディントンを世界中に広めてくれました。ジェームズ・スペイダーは、伝説的なゲストスターや何百人ものブラックリスターを含む才能豊かで多様なキャストを率いて、我々をこのアンチヒーローに夢中にさせてくれました。献身的な制作陣、勤勉なスタッフ、才能ある脚本家たちにレディントンの帽子を捧げます。」

最後に、ショーランナーのジョン・アイゼンドレイスは「10年という歳月をかけ、何百ものブラックリストの事件と200以上のエピソードを制作し、完結を迎えられたことを光栄に思います。毎週レイモンド・レディントンとFBI捜査班に挑戦する、奇妙で、狡猾で、愉快なブラックリスターたちを創り出すことは、非常に楽しい経験でした」と振り返った上で、NBCやソニー、スタッフ、ファンへの感謝を述べた。「NBCとソニーの皆さん、そして不可能を可能にする素晴らしいスタッフ、限りなく独創的な脚本家とプロデューサー、そしてキャラクターに命を吹き込んでくれた素晴らしいキャストに感謝します。また、この素晴らしい作品にお付き合いくださった熱心なファンの方々にも感謝し、この最終シーズンを皆さんと共有できることを嬉しく思います」。

ちなみに、「ブラックリスト」はエリザベス役メーガン・ブーンとクリエイターのジョン・ボーケンキャンプがシーズン8をもって降板して以来、物語が終盤に差し掛かっているとの憶測が広がっていた。しかし、前シーズンは依然として高い評価を獲得しており、2022年2月にシーズン10への更新が決定した。米ニールセンによると、本作はNetflixで最も人気のあるライブラリー作品のひとつとなっている。

「ブラックリスト」シーズン10は、2023年2月26日より米NBCにて公開予定だ。

Source:Variety

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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