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「ブラックリスト シーズン8」なぜコロナ禍を描かない?主演ジェームズ・スペイダーのロングインタビュー

ブラックリスト シーズン8
© 2020, 2021 Sony Pictures Television, Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.

──全てのシーズンで、撮影で最も大変だと思うことは何でしょうか?

朝が早いことです。役者を始めたばかりの頃は舞台をやっていたのですが、時間帯は夜でしたし、私も夜型でした。私は朝型じゃないんです。自分が作った映画をいろいろ振り返ってみると、自分もその映画に自然と引き寄せられている気がします。私が演じたキャラクターたちの多くは、夜の世界に生きているんですよ。

それである時、急にテレビドラマをやることになったんですが、テレビの世界の仕事は日中に行われるので、とにかく朝が早い。映画の撮影は2~3ヶ月で済みますから、これはショックでした。2~3ヶ月なら、たいていのことは我慢できますからね。

私がやってきた映画の製作では、早起きしなくちゃいけない日は週にせいぜい2~3日で。そうすると週がずれて、最終的には昼間と夜間の半々でやるようになって、ときどき徹夜仕事になることもありました。そういうスケジュール感が私には合っていたのですが、毎朝、すごくすごく早い時間にアラームが鳴る仕事というのは、未だに全く慣れないですね。

──製作中も脚本家の方々と話し合いをされていたということですが、どのようなお話をされていたのでしょうか?脚本をもらって「どういうことなんだろう」と気になって眠れなくなるのことはありますか?それとも、協力的に話し合ったりするものなんでしょうか?

とても協力的ですよ。ドラマに関することは、何でも話し合うんです。脚本が書かれる前から、シーズンが始まる前から話し合います。休暇中でも話し合います。どんなキャラクターが登場するのか、あるいは退場していくのかも話し合います。

ストーリーラインについても、年単位、月単位、週単位、いちエピソード単位で話し合います。シーンについても、トーンについても、セリフについても話し合います。私は全ての脚本を読んで、一行一行も全て分解して、その全てについて話し合います。

衣装についても話し合います。小道具についても、ロケ地についても話し合います。全てのキャラクターについても、そのキャラクターがどういうことを言うのか、どういうことをするのかについても話し合います。ドラマに関することは全て話し合います。

たしかにこのドラマのことを考えると、夜も眠れなくなります。元々よく眠れない方でして、ぐっすり眠れない。しかも起きたら、すぐに頭の中が動き出してしまうんです。

強迫観念にとらわれることが多いので、ドラマのことを考えて遅くまで起きていることもあります。頭の中でシーンを再現したり、頭の中でスピーチしたり、ストーリーを思い浮かべたりして。真夜中に考えていたことは、朝になったら書き起こせるように覚えておくんです。

──アンドリュー・マッカーシー(監督)との再仕事はいかがでしたか?『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』(1986)でも一緒になっていると思います。仲は良いんですか?

仲良しですよ。とても良い仕事仲間ですね。何年も前に一緒に映画をやっているときも、仕事以外でずいぶん交流がありました。それからしばらく会わなくなっていたんですけどね。確か、アンドリューに会ったのは『プリティ・イン・ピンク』のときが初めてだったと思います。正直、それから何度仕事をご一緒したかは、覚えていないくらいですね。

ともかくアンドリューとは、初めて仕事をして以来の良き友人で、その後もしばらく仲良くしていました。当時は住んでいる街が違ってね、私はロサンゼルスで、彼はニューヨークでした。あの頃はずっと電話で連絡を取り合っていたんですけど、それから会うこともなくなってしまって。もうずっとずっと、ずーっと一緒に仕事していなかったんです。

彼は旅行記を書いていて、賞ももらっているような素晴らしいものなんですけど、私もいくつか読んでいました。そうしたら、彼が「ブラックリスト」のエピソード監督をやるんですよという知らせを聞いて、興味津々でした。彼は「ブラックリスト」にやってくる前から、経験豊富だったというわけです。

彼とはもう何十年も会っていなかったのに、現場にやってきた彼はまるでほんの数年ぶりのようで。ニューヨークの街角で1度か2度ほど見かけたことはあったかもしれないんですが、ちゃんと会って話すのはもう何年ぶりだったか。それで製作が始まってみると、まるで昨日ぶりのような感覚。あの頃のままでした。ちょうど今、彼が監督している第9話を撮影中なんです。第13話でも再び監督される予定ですよ。

──ハリウッドでは現在、強い女性キャラクターの重要性が説かれていて、エリザエベス・キーンもこうしたムーブメントの一部になっています。この業界で長く働く立場から、こうしたムーブメントをどう見られていますか?また、エリザベス・キーンについてはいかがでしょうか?

私はいつも強い女性キャラクターが登場する映画に惹かれていましたし、私のキャリアでも、出演した作品にはたいてい強い女性キャラクターがいました。私の人生において興味の惹かれるものは何かなと考えた時、これはいつも非常に重要なことでした。

私は女性たちの中にいると、いつも居心地の良さを感じています。私の育った家庭は、父親ひとりに女性が3人。2人の姉と、とてもとても厳しい母がいました。私にとって世の中とはそういう世界で、そうじゃない世界は想像できません。しかし、映画業界は遅れているというのも理解しています。ストーリーや内容、キャスティングなんかも、追いつくのにまだ時間がかかっていますよね。

それは映画業界が、まだこれから良くなれるんだということだと思っています。この世界で最も美しい創造物とは、女性によるものでしょう。だからこそ、女性にまつわる物語は何よりも力強い。私はキャリアを通じて、強い女性キャラクターの登場する映画やテレビドラマ、舞台を観てきて、演じてきました。私には常に関心事でした。他の皆さんにとっても、そろそろ頃合いでしょう。

ブラックリスト
(c) 2020, 2021 Sony Pictures Television, Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.xz

「ブラックリスト シーズン8」はスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ にて、2021年5月25日22:00より独占日本初放送。
【二カ国語版】毎週火曜 22:00 ほか 【字幕版】毎週火曜 24:00 ほか

Writer

THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER

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