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黒人男性死亡受け「Black Lives Matter」抗議広がる、マーベルやNetflix、映画・ドラマ界も声明発表

Black Lives Matter
※画像はイメージです Photo by Miki Jourdan https://www.flickr.com/photos/mikijourdan/49954014156/

ワーナー・ブラザースは、『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)で描いた弁護士ブライアン・スティーヴンソンによる「誰かがじっとしている時は、誰かが立ち上がらなければならない。誰かが黙っている時は、誰かが声を上げなければならない」という言葉を引用し、ブラック・コミュニティや「いわれなき暴力を受けているすべての人」を支持すると記した。「みなさんの声が、みなさんのメッセージが大切です」。

そのほか、ユニバーサル・ピクチャーズやパラマウント・ピクチャーズ(米ViacomCBS)、Amazon StudiosA24、ライオンズゲートなども、SNSやプレスリリースを通じて差別への抗議を発信。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、「ジョージ・フロイドの死は誰にとっても受け入れられるものではない」として、「我々は人種差別に光を当て、成長するために力を尽くすべき」とコメント。そのほか、各製作会社なども声明を発表している。

テレビ業界からは、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)「ウォッチメン」(2019)などのHBOが、作家・詩人のジェームズ・ボールドウィンによる「愛も恐怖を人を盲目にはしない。無関心は人を盲目にする」との言葉を引用。「アトランタ」(2016-)のFXは「アフリカ系アメリカ人の同僚やアーティスト、友人を支持します。誰に対するいわれなき暴力をも容認しない、法制度を支持する人々すべてを支援します。法のもと、我々の人権が真に平等になるまで、我々の国家が癒されることはない」と強いメッセージを発した。AMCも同じく声明を発表している。

SNS業界では、米Twitterの公式アカウントのアイコンが黒い鳥に変化し、ハッシュタグ「#BlackLivesMatter」には黒人たちが拳を挙げる絵文字が用意された。YouTubeは社会的不公正を是正する取り組みを支援するため、100万ドルを費やすことを約束。米TikTokもメッセージを公開した。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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