MCU版『ブレイド』に新キャスト、スパイク・リー作品の常連俳優が参加へ ─ 2022年夏、撮影開始へ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『ブレイド(原題:Blade)』に、主演のマハーシャラ・アリに次ぐキャスティング情報が到着している。『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)などで知られるデルロイ・リンドーが出演することがわかった。
本作は、人間と吸血鬼のハーフである、黒人ヴァンパイア・ハンターの活躍を描いた『ブレイド』3部作のリブート版として製作されているMCUの新作映画。オリジナル版ではウェズリー・スナイプスが演じたブレイド役には、『ムーンライト』(2016)と『グリーンブック』(2018)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリが起用されている。
このたびMCUに参加することが発表されたデルロイ・リンドーは、英ロンドン出身の俳優。1970年代からキャリアをスタートさせ、『マルコムX』(1992)や『クルックリン』(1994)『ザ・ファイブ・ブラッズ』など、スパイク・リー監督作品への出演で知られる。直近では、ジェイ・Zプロデュースの映画『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野』(2021)に出演した。米The Hollywood Reporterによれば、リンドーは出演交渉の最終段階にあるというが、その一方で米Deadlineは「米ディズニーがリンドーの出演を認めた」と報じている。いずれにせよ、リンドーの『ブレイド』出演は確実だろう。なお、『ブレイド』でリンドーが演じる役どころは明かされていない。

MCUの最新作『エターナルズ』の公開後、ファンの間では『ブレイド』への注目が高まっているが、現在はプリプロダクション(撮影前準備)にある模様。撮影は、2022年夏後半より開始が見込まれているといい、リンドーに続くキャスティング情報にも期待できそうだ。
監督は、『シュガーランドの亡霊たち』(2019)や『Mogul Mowgli(原題)』(2020)などで注目を浴びるパキスタン出身の気鋭バッサム・ターリク監督。脚本には、「ウォッチメン」(2019)のステイシー・オセイ・クフォーが就任している。
▼『ブレイド』 の記事
『ブレイド』を救いたい ─ ウェズリー・スナイプス版脚本家「一体何をやってるんだ?」進まぬ企画に痺れ切らす 「なんでこんなに時間がかかってる?」 MCU版『ブレイド』音楽、フライング・ロータス起用予定だった ─ 「また話が来るかもしれないけれど」 現状はいまだ不明 アベンジャーズ新章、始動 ─ 『サンダーボルツ*』から『ドゥームズデイ』へ、マーベル新時代の伏線を大整理 PR徹底特集! ブレイド初の邦訳単独アメコミ『ブレイド:マザー・オブ・イービル』発売 ─ MCU映画化でも注目ダークヒーローが大いなる闇に挑む 死闘が始まる 「マーベルはよくやっている、これから取り戻す」マイケル・B・ジョーダン、『ブレイド』に期待 「ブレイドは全て」