『ブレードランナー』起源を描くコミックシリーズ、米出版へ ─ 第1作目から10年前の2009年が舞台、謎の死体事件の真相を探る

SF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982)の起源を描くコミックシリーズ『Blade Runner:Origins(原題)』が、2021年2月24日に米国出版・配信されることが決定した。米The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
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映画『ブレードランナー』は、フィリップ・K・ディックの傑作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作に、ハリソン・フォード主演&リドリー・スコット監督で製作された。前日談を描く今回の作品では、第1作目の時代背景から遡ること10年、2009年を舞台にした物語が展開される。ロサンゼルス市警察の刑事カルが、謎の死を遂げながらも自殺と断定された科学者の死の真相を探ることに……。
Titan Comicsが出版を務める本作で原作を手掛けたのは、『スーパーガール』K・パーキンズ、『Blade Runner 2019(原題)』マイク・ジョンソン、『American Gods(原題)』メロウ・ブラウン。本作で作画を担当しているフェルナンド・ダグニーノは、リドリー・スコット監督『ブレードランナー』について、「この傑作映画で生み出されたサイバー・ノワールの世界は、子供の頃から私の想像力を構築するものでした」としながら、本作への思いを明かしている。
「アーティストとして、暗く複雑な作品の物語を拡大できることや、その歴史の一部となり、素晴らしい製作陣と共に独創的な前日談を描けることが光栄でなりません。物語の起源を紐解くだけでなく、[中略]現代における対立と懸念についても描かれます。」
『Blade Runner:Origins(原題)』は、2021年2月24日に米国出版・配信開始。
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Source: The Hollywood Reporter , Fernando Dagnino