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ヴィン・ディーゼル主演『ブラッドショット』米予告編 ─ ナノ技術で甦ったヒーロー、宿敵にまつわる記憶が改竄されていたら

https://www.youtube.com/watch?v=vOUVVDWdXbo

『ワイルド・スピード』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』グルート役のヴィン・ディーゼル主演、同名コミックを実写映画化する『ブラッドショット(原題:Bloodshot)』の米国版予告編が公開された。

バリアント・エンターテインメント社のコミック『ブラッドショット』シリーズは、110号以上を刊行、累計7,500万部以上の売り上げを誇る人気コミック。主人公の軍人レイ・ギャリソンは、最新技術によって、スーパーヒーロー“ブラッドショット”として死の淵から甦る。ナノテクノロジーで肉体を強化され、恐るべき自己治癒能力を手にいれたレイだったが、彼にはかつての記憶がなかった。

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妻との幸せな生活を送っていたはずのレイは、ある時、謎の施設で目を覚ます。混乱するレイに語りかけるドクターは、自分が死にかけていたこと、米軍最高の技術によって命を取り留めた初めての事例であることを伝えられるのだった。いまや、彼の肉体にはコンクリートを素手で破壊できるほどの力が与えられ、どんな傷でも瞬間的に治すことができる。「ところで、覚えていることを教えてくれないか」。そこでレイは、愛する妻が殺されたことを知る。

復讐のために能力を駆使し、記憶をたどりながら、たった一人で宿敵を倒したレイだったが、その途端に気を失ってしまった。「シークエンスを初期化しろ。次に排除するターゲットは誰だ?」。レイの記憶は改竄され、宿敵の顔は書き換えられてしまう。ドクターがレイに「何か覚えていることはないか?」と尋ねると、レイは「俺はあなたたちのことを知ってるのか?」と聞き返す。「知らないと思いますね」。

レイが行動を進める中、ある男は、レイに「彼らはあんたを操ってる。あんたが現実だと思ってることは、そうじゃなかったりするんだ」と伝えるのだった。なぜレイは操られているのか、妻は生きているのか、本当に死んでいるのか。レイが本当に戦うべき敵とはいったい誰なのか……。

監督を務めるのは、『デッドプール』(2016)のティム・ミラー監督が率いるVFXスタジオ「ブラー・スタジオ」に所属するデイヴ・ウィルソン。“記憶の改竄”、“現実と非現実の境目”というテーマを織り込んだ脚本は、『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』(2014)のジェフ・ワドロウと、『メッセージ』(2016)やハリウッド実写映画版『君の名は。』のエリック・ハイセラーが執筆した。その筆力に大きな期待がかかるところだ。

本作にはレイ役を演じるディーゼルのほか、レイを操るドクターのエミール・ハーティング役で『アイアンマン3』(2013)ガイ・ピアース、『ベイビー・ドライバー』(2017)『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)のエイザ・ゴンザレス、「アウトランダー」(2014-)サム・ヒューアン、『ファンタスティック・フォー』(2015)トビー・ケベル、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)『アトミック・ブロンド』(2017)のヨハネス・ハウクル・ヨハンソンが出演する。渋くて魅力的なキャスティング、謎めいたストーリーと、映画ファンの心をくすぐる一作だ。

映画『ブラッドショット(原題:Bloodshot)』は2020年3月13日に米国公開予定

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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