DC映画『ブルービートル』にシャロン・ストーンが出演、ヴィラン役で登場

DCコミックスのスーパーヒーロー、ブルービートルを主人公にした映画『ブルービートル(原題:Blue Beetle)』に、サスペンス映画『氷の微笑』シリーズで知られ、マーティン・スコセッシ監督の『カジノ』でオスカー候補にもなったシャロン・ストーンが出演することが明らかとなった。
ブルービートルは、甲虫の形をした「スカラベ」なる装置により、全身をスーパーアーマーで覆って戦うヒーロー。1939年に米Fox Comicsで誕生し、その後、1950年代に米Charlton Comicsに権利が移譲。1983年にDCコミックスが権利を取得した。映画版では3代目のブルービートル、高校生のハイメ・レイエスが主人公になる。
米The Hollywood Reporterによれば、シャロンが演じるのは映画のために新しく生み出されたヴィクトリア・コード(Victoria Kord)というヴィラン。現時点ではキャラクターの詳細は不明だが、2代目のブルービートル、テッド・コード(Ted Kord)の妻ではないかとも伝えられている。
その他には、『ボーダーライン』(2015)『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(2018)などのラオール・マックス・トゥルヒージョが、不死身の男カラパックス役で出演。コミックではロボットの身体と精神が融合した考古学者、コンラッド・カラパックスにあたるキャラクターだ。
ストーンは、ハル・ベリーが主演した『キャットウーマン』(2004)でヘデア社の社長夫人ローレル役を演じており、すでにDC映画は経験済み。『氷の微笑』シリーズをはじめ、『悪魔のような女』(1996)などで演じたファム・ファタール的な役を得意とするストーンは、ここ近年、スティーヴン・ソダーバーグが監督した「モザイク ~誰がオリヴィア・レイクを殺したか」(2018)、サスペンスドラマ「フライト・アテンダント」シーズン2などドラマ界での活躍も目立っている。
『ブルービートル』に主演するのは、Netflixの人気ドラマ「コブラ会」(2018‐)のミゲル役で注目されたショロ・マリデュエナ。ウィル・スミス製作の映画『Charm City Kings(原題)』(2020)のアンヘル・マヌエル・ソトが監督を務め、『スカーフェイス』(1983)のリメイク版を手掛けたガレス・ダンネット・アルコサーが脚本を執筆。プロデューサーには、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)のジョン・リカード、『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』(2012)のゼヴ・フォアマンが名を連ねている。
『ブルービートル(原題:Blue Beetle)』は2023年8月18日に米公開予定。
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Source:The Hollywood Reporter