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『スター・ウォーズ』ボバ・フェットのスピンオフ映画は健在か ─ オビ=ワンの足取り掴めず

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スピンオフはもうやらない、だって?シスらしい決めつけだ!

米メディアColliderによる『スター・ウォーズ』スピンオフ映画企画の保留が報じられて数日、他大手メディアのThe Hollywood Reporterもこの話題を追随した。各メディアは、消えたスカイウォーカーを捜索するレジスタンスのごとく、『スター・ウォーズ』の行方を追っている。

オビ=ワンとボバ・フェット、スピンオフ保留報道のその後

これまで『スター・ウォーズ』シリーズからは、人気キャラクターのオビ=ワン・ケノービと、ボバ・フェットをそれぞれ主役に据えたスピンオフ映画が企画中、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に続く単独作品として制作されるとの有力情報があった。

しかし2018年6月20日付のColliderの報道によれば、米ルーカスフィルム/ディズニーは『ハン・ソロ』の興行不振を受けてこれらの計画を一旦保留に。この記事が各所で話題を読んだのは、2キャラクターのスピンオフを待ち望んでいたファンが落胆したためばかりでなく、つまずいた(ように見える)ルーカスフィルムがライトセーバーの光刃を消灯させたかのような、「らしからぬ」姿勢のためでもあるだろう。

世界中のファンに広がる「嫌な予感」を察してか、すぐにルーカスフィルムはディズニー傘下のニュース番組制作ABC Newsを通じ、報道は「不正確(inaccurate)」であるとの見解を発表。内容は「いまだ告知していない『スター・ウォーズ』の映画作品は複数進行している」というものだった。

このコメントには知恵が効いていた。同シリーズからは既に『エピソード9』以降の続三部作、さらに「ゲーム・オブ・スローンズ」制作陣によるまた別の新映画シリーズの予定が公式発表されていたが、ルーカスフィルムはこの続三部作と新映画シリーズとは“別の企画”が進行中であると伝えたのだ。その”別の企画”とは、オビ=ワンとボバ・フェットのスピンオフ映画を指しているのかもしれないし、そうではないかもしれない。ルーカスフィルムは、噂されるスピンオフ2作の名を挙げることなく、真でも偽でもない見解を示していたわけである。

ボバ・フェットは健在か

このABC Newsによる発表から1日後、 ついに米メディア最大手のひとつThe Hollywood Reporterが、独自取材と共に詳報を出した。記事のタイトルは「ルーカスフィルムは傷の手当て中、しかし『スター・ウォーズ』発展は緩めず」というもの。記事では、『ハン・ソロ』が見込みほどの成績を挙げられなかった例を挙げながら、ルーカスフィルム関係者からの証言として、「彼らは今、傷の手当を行っている」と伝えている。

記事では、一部ではファン離れも招いたと言われる『最後のジェダイ』(2017)と『ハン・ソロ』の成績を見て、ルーカスフィルム/ディズニーは様子見の姿勢にあるとの証言も紹介。これは、『エピソード9』以降に展開される続三部作と新映画シリーズのいずれも具体的なスケジュールが明かされていないところからも明らかだろう。

ここでThe Hollywood Reporterは、朗報と言えそうな情報を掴んでいる。彼らの得たところによれば、ボバ・フェットのスピンオフ企画はColliderの報道に反して未だ健在だというのだ。ただし『ハン・ソロ』の結果を鑑みて、ひとまずは企画を立て直し、小規模での検討にあたっているという。ボバ・フェットはファン人気の根強いキャラクターだが、映画作品としては主に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)を中心に、わずかに登場するばかりで、どちらかと言えば”通好み”といった位置。サーガ屈指の人気キャラクターを単独映画化した『ハン・ソロ』が見込みほどの成績を挙げられなかった今、スタジオはミレニアム・ファルコンとスレーヴ・ワンを改めて比較検討したというわけである。(ScreenRantは、無名の新キャラクターを中心とした『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の興行成功を指摘するが…。)ボバ・フェットのスピンオフ映画は、『LOGAN/ローガン』(2017)のジェームズ・マンゴールド監督が就任、脚本も執筆中だと報じられていた

やもすれば、むしろ『ハン・ソロ』よりも待ちわびるファンも多いオビ=ワン・ケノービのスピンオフ企画のその後については、残念ながらThe Hollywood Reporterでも足取りを掴めていない。仮に実現するとなれば、プリクエル三部作を通じて演じたユアン・マクレガーが再演にあたる可能性が濃厚だが、ユアンはスティーブン・キング原作『シャイニング』(1980)続編小説の映画『ドクター・スリープ』への主演が先行。2020年1月24日の全米公開に向け、2018年末より撮影に入るとされている。

しかし辛抱強くありたい。傷も癒えたころ、砂漠の彼方から、ふらり”Hello there!”と現れるマスター・オビ=ワンの姿を想像しておきながら…。

Source:THR,ColliderABC

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Comment

  1. 匕ィ

    ボバのスピンオフは一部のマニアしか望んでないと思う
    映画として完成度が高いならヒットするかもだけどハンソロより痛い目に遭いそうな予感
    スピンオフの完全凍結になる前にオビ=ワン先に作ってほしい

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