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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』4月10日公開決定、日本版予告編が到着 ─ ダニエル・クレイグ、最後のジェームズ・ボンド

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Credit: Nicola Dove © 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

前作『007 スペクター』(2015)から5年、全世界待望の『007』シリーズ第25作007/ノー・タイム・トゥ・ダイが2020年4月10日(金)に日本公開されることが決定した。このたび、本作初の日本版予告編が到着している。

ジェームズ・ボンドは現役を退き、ジャマイカの地で穏やかな生活を満喫していた。ところが、CIA出身の旧友フィリックス・ライターが助けを求めてきたことで平穏な生活は突如終わりを迎える。 誘拐された科学者を救出するという任務は、想像以上に危険なものだったのだ。やがて、ボンドは脅威をもたらす最新技術を有する黒幕を追うことになる……。

『007 カジノ・ロワイヤル』(2007)で“シリーズ初の金髪ボンド”としてキャスティングされたダニエル・クレイグにとって、本作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』はボンドを演じる5本目の作品であり、同時に最終作となる見込み。すでにダニエルは、海外メディアにて「今回で終わり。別の誰かが演じるべきだと思います」と発言しているのだ。

ダニエル・クレイグ、有終の美へ

公開された予告編は激しいカーチェイスで始まる。危機の中、運転席に座るボンドに、前作『007 スペクター』に続いての登場となるマドレーヌ(レア・セドゥ)が尋ねるのだ。「どうして私があなたを裏切るの?」。ボンドは「誰にでも秘密はある。我々は君の秘密に気づいてなかった」と応じる……。

「我々が対応できる以上の速度で、世界は武装化を進めている。007はどこだ?」。問いかけるM(レイフ・ファインズ)に続いて登場するのは、ジャマイカにいるボンドのもとを訪れるフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)。「味方が必要なんだよ。この件で俺が信頼するのは君だけだ」。

かくして現場復帰を果たすボンドの前には、女性エージェントのノミ(ラシャーナ・リンチ)が現れる。「世界は変わったんです、ボンド中佐」と語るノミに、ボンドが「君は“00(ダブルオー)”なのか?」と尋ねると、「2年前から」。殺しのライセンスを持つ彼女は、ボンドに「あなたはあなたの道を。私の邪魔をしたら、膝を撃つから」と警告した。

ボンドは仲間であるQ(ベン・ウィショー)と再会する。「死んでなかったとは」「Q、会えてうれしいよ」。そして、新たな任務のためにボンドが向かったのは、敵対する男のもとだった。「彼はこの国で一番役に立つ。もしも君が理性を失うなら、」そう告げられたボンドの前に現れたのは、あのマドレーヌだった。「理性は…失わない」。

「ジェームズ、君は彼女のためにすべてを諦めたじゃないか」。マドレーヌとボンドが仲睦まじく日々を過ごす様子が映し出されたあと、『007 スペクター』の宿敵エルンスト・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)が姿を見せる。「彼女の秘密が明らかになった時、君は死ぬ」。能面のような白いマスクが割れており、マドレーヌは涙を流す。「これは何だ?」と問うボンドに、マドレーヌは「あなたが分からないなんて」。

フードを被った男が雪山を歩いている。「ジェームズ・ボンド、殺しのライセンス、暴力の歴史。まるで自分自身と話してるみたいだ」ラミ・マレック演じる悪役サフィンの登場だ。「あなたの力は、あなたと一緒に死ぬ。けれど私の力は、私が死んだ後も生き続ける」。厚い氷の上で、割れたマスクをかぶり銃を構えるサフィンの姿が捉えられたのち、素顔のサフィンとボンドが対峙する場面が映し出される。ボンドはサフィンに「歴史ってやつは、神様気取りに優しくない」と言い放った。

激しいアクションの中、わずかに登場するのは、マドレーヌやノミと並んで本作を代表する女性ヒロイン(通称「ボンドガール」)である謎の女性パロマ(アナ・デ・アルマス)。マドレーヌを乗せたボンドカー、アストン・マーティンからガトリングが飛び出すさまのあと、『007』シリーズではおなじみ、ボンドがカメラに向かって銃撃する場面で予告編は幕を閉じる。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Credit: Nicola Dove © 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

このたび公開された映像の見どころは、やはり『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)で第91回アカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレック演じる、“シリーズ屈指の悪役”と噂されるサフィンだろう。素性も能力も目的もいまだ謎に包まれたこの役柄について、以前マレックは「ボンドを本当に怒らせる、とんだ曲者です」と語っていた。また、名優クリストフ・ヴァルツ演じるエルンスト・ブロフェルドの再登場が正式に認められたのもうれしい。

もちろん『007』シリーズといえば、世界を股にかけて繰り広げられる、洗練されたアクションの数々を見落とすわけにはいかない。シリーズ第1作『007 ドクター・ノオ』(1962)の舞台であり、原作者イアン・フレミングが暮らしたことでも知られるジャマイカをはじめ、今回も各国で壮大なロケ撮影が実施された。ボンドカーを駆使してのカーチェイスにも期待が高まるところだ。

本作の出演者には、前作からビル・タナー役のロリー・キニア、ミス・マネーペニー役のナオミ・ハリスも続投。新キャストとしてビリー・マグヌッセン、ダーヴィッド・デンシック、ダリ・ベンサーラも加わり、新旧豪華キャストが入り乱れて、ダニエル・クレイグ最後の『007』を鮮やかに彩る。

脚本・監督は『ビースト・オブ・ノー・ネイション』(2015)のキャリー・フクナガ。共同脚本として『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)以降の全作品を執筆するニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、『ボーン・アルティメイタム』(2007)スコット・Z・バーンズ、「Fleabag フリーバッグ」(2016-2019)フィービー・ウォーラー=ブリッジが参加した。

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年4月10日(金)全国ロードショー

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[更新 2019/12/5 8:00]
日本版予告編の公開、および日本公開日の告知にあわせて記事内容を全面的に改めました。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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