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『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督、ミュージカル映画を「作ってみたい」 ─ ただしミュージカルは苦手「照れくさい」

PARASITE(英題)
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『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が、ミュージカル映画に興味を示しているという。英Empireのインタビューにて本人が明かした。

ポン監督は『ほえる犬は噛まない』(2000)で長編映画監督デビュー。その後は、『殺人の追憶』(2003)『グエムル-漢江の怪物-』(2006)『母なる証明』(2009)など、鋭い視点で社会を切り取り、人間の本質を炙り出す傑作を次々と発表している。

そんなポン監督は、将来の作品について「ミュージカル映画をぜひ作ってみたいです」と切り出しつつ、「主人公たちが歌い始めるんですけど、“ダメだ、わざとらしい!”と思い立って、途中で歌うのをやめてしまうんです」と構想を語った。そんな監督は、「『雨に唄えば』(1952)など、素晴らしいミュージカル映画はありますが、それでも観ていると照れくさくて、顔が赤くなっちゃうんです」とも話している。「だから、他とはちょっと異なるミュージカル映画でないといけませんね…」。シリアスとユーモアが絶妙に混合した作風を得意とするポン監督が、どうやら苦手としているらしいミュージカル映画にどう取り組むのか、想像は膨らむばかりだ。

第92回アカデミー賞で、『パラサイト 半地下の家族』はアジア圏の作品としてはもちろん、非英語作品の作品賞を受賞し、史上初の快挙を達成。そのほか、監督賞・脚本賞・長編国際映画賞も獲得した。また、韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールも受賞している。

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Source: Empire

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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