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『パラサイト』ポン・ジュノ監督、マーベル映画就任には関心なし ─ お気に入りは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』など

PARASITE(英題)
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パラサイト 半地下の家族がアカデミー賞6部門にノミネートされた韓国映画界の異才ポン・ジュノ監督が、将来的にマーベル映画を手がける可能性を語った。『スノーピアサー』(2011)でハリウッドに進出したジュノ監督は、キャプテン・アメリカ役でおなじみのクリス・エヴァンスともタッグを経験済み。しかしながら、自らがスーパーヒーローを撮ることには消極的なようだ。

Varietyのポッドキャストにて、ジュノ監督は「マーベルは僕みたいな監督を求めていないでしょう。今すぐオファーが来るとは思いませんね」と語った。

「僕はジェームズ・ガンの映画(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)や、ジェームズ・マンゴールドの『LOGAN/ローガン』(2017)は楽しみましたし、彼らはああいう見事なプロジェクトを指揮できる優れた監督なのだと思います。映画業界は複雑なようでいて、監督にとってはシンプル。自分に向いていることをやるのが一番です。だから、マーベルと僕はお互いに合わないでしょう。直感的にそう感じます。」

そんなジュノ監督は、ヒーロー映画どころか、ハリウッドのスタジオ製作の大作映画にさえ関心が薄いらしい。「『パラサイト』くらいの規模がすごく心地良いんです。顕微鏡で見るように、とても細かい、集中的なアプローチで映画を作ることが自分には一番合っていると思います」と言い、「そちらの方向を追求していきたい」とも話しているのだ。

マーベル・シネマティック・ユニバースを指揮するマーベル・スタジオは、映画ファンにとっても予想外の人選を続けてきた。近年でいえば、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティはオフビートなユーモアとハートフルなドラマの融合を得意とし、『ブラック・ウィドウ』(2020年5月1日公開)のケイト・ショートランドは硬派な人間ドラマ/スリラーを堅実に描いてきた人物。さらに『エターナルズ(原題:The Eternals)』のクロエ・ジャオは、インディペンデント映画『ザ・ライダー』(2017)がカンヌ国際映画祭で絶賛された直後の抜擢となった。したがって、ケヴィン・ファイギがポン・ジュノに声をかけたとしてもまったく不思議ではないだろう。もちろん、実現するかどうかは別問題として。

ちなみにジュノ監督は、自身のロールモデルとしてクエンティン・タランティーノ監督の名を挙げている。スタジオの大作映画に雇われるのではなく、あくまでオリジナルのアイデア、オリジナルの脚本にこだわって映画を撮る姿勢を大切にしていきたいということだ。コミック映画ファンとしては、いつかジュノの手がけるマーベル作品も観てみたいところだが……。

映画『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国公開中

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Source: Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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