『パラサイト』ポン・ジュノ監督の次回作は英語作品 ─ フルCGアニメ映画も企画中、深海生物と人間を描く

『パラサイト 半地下の家族』(2019)をはじめ、『スノーピアサー』(2013)『オクジャ』(2017)などのポン・ジュノ監督が、ふたつの新作映画に取り組んでいることが報じられた。『パラサイト』以後、ポン・ジュノ監督の次回作には世界中から高い注目が集まっている。
The Yonhap News Agencyによるとポン・ジュノ監督は次回作として、英語の実写作品を準備中とのこと。物語については明かされていないが、脚本作業の最中だという。『オクジャ』以来の英語作品に期待が高まるばかりだ。
一方でもうひとつの映画というのは、上述の実写作品とは異なり韓国語のフルCGアニメだという。2018年から準備されている同作は、2021年1月には脚本が完成したとのことで、深海生物と人間を取り巻く物語が描かれるそうだ。ポン・ジュノ監督にとって、はじめてのアニメ作品となるわけだが、『オクジャ』や『グエムル 漢江の怪物』(2006)などで、謎の生物を描いてきたことからも相応しい題材と言えるだろう。なお実写作品の製作後に同作に取り組むとのことだ。
ちなみに、『パラサイト』はハリウッドドラマ化企画が米HBOにて進行しており、ポン・ジュノ監督は同企画にて製作総指揮を担当。同じく製作総指揮として名を連ねている『バイス』(2018)などのアダム・マッケイは、リメイクでも脚色でもないことを明かしながら、「本編と同じユニバースであり、同じ世界を舞台にしたオリジナルストーリー」であると証言している。
Source:The Yonhap News Agency , Screen Daily