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『パラサイト 半地下の家族』HBOドラマはリメイクではない ─「同じ世界観でオリジナルストーリー」

パラサイト 半地下の家族
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カンヌ国際映画祭やアカデミー賞をはじめ世界中の映画賞を席巻した韓国映画、『パラサイト 半地下の家族』(2019)。同作には早くも、ハリウッドでドラマ化企画が進行している。そんな本企画はどうやらリメイクではないようだ。

ドラマ版の製作は、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)「チェルノブイリ」(2019)などのHBO。製作総指揮としては、ポン・ジュノ監督をはじめ、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)や、『バイス』(2018)などのアダム・マッケイが名を連ねている。

ポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて、マッケイは本企画について、リメイクでも脚色でもないことを明かしながら、「本編と同じユニバースであり、同じ世界を舞台にしたオリジナルストーリー」であると証言している。半地下の家で暮らす貧困家族と、高級住宅街で暮らす裕福な家族を対比しながら、韓国における経済格差を描いた『パラサイト 半地下の家族』。ドラマ版の舞台がどの国になるのかは定かでないが、仮にも韓国ではない場合、この深刻な社会問題が決して韓国だけで起きているわけではないということを、本企画で描くのかもしれない。

マッケイは続けて素晴らしい脚本家たちと共に「最高の時間を過ごしている」としながら、「ポン監督が監修のもと隔離期間に、シリーズのアウトラインを定めた」と伝えている。また、第1話の脚本はすでに完成しているという。どうやら製作は順調に進行しているようだ。

なお既報によると本企画は、リミテッド・シリーズとして製作される見込みで、全5~6話構成になるとのことだ。ポン監督が映画版に収められなかった構想に基づく「6時間の映画」として、「ドラマ版を映画の拡大版として検討している」という。また、マーク・ラファロがメインキャストのひとりとして噂もされているが、「正式ではない」と否定もされているため、今後の動向に引き続き注目したいところだ。

Source: Collider ,  Happy Sad Confused

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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