Menu
(0)

Search

ジョン・ボイエガ、涙のスピーチ後初のコメント ─ 「知識を育もう」「全員に覚醒が起きるのが楽しみ」

『パシフィック・リム:アップライジング』ジョン・ボイエガとスティーヴン・S・デナイト監督インタビュー
©THE RIVER

「ここ数日間の、皆さんの愛とサポートに感謝いたします。と言っても、僕は何も褒められるためにしたわけではないですし、この大きな動きの中で、あれが充分だったとも思っていません。

僕たちのコミュニティにとって、今は厳しい時です。僕たちにとって一番大切なことは、この勢いを維持して、問題解決とコミットメントをずっと続けることがいかに重要であるかを見失わないこと。僕たちと、そして次の世代のために。

これまで以上に、ひとりひとりが成功を追い、意識を持ち続けること。このムーブメントを、新たな考え方を刺激する燃料とするためには、それこそが大切なことです。僕は、いかなる偉大なムーブメントも、すべからく心の刷新から始まったと思います。

皆さんはこう考えているはずです。次はどうする?これからどうなる?僕も同じ考えですよ!黒人のビジネスやオーナーシップ、サポートに関する会話が始まっています。僕はこれからも、そんな会話を続けます。継続可能で具体的なアイデアを出そうという意識と共に。

知識を育もう!僕たち全員に、覚醒が起きるのが楽しみだ!何があろうと、僕たちのコミュニティにおける不正や不平等と戦うため、これからも自分のプラットフォームを使い続けるつもりです。

でも、これは1人ではできないこと。皆さんが必要です。そして、僕たちはお互いを必要としているんです!業界も、社会経済的背景も、国も越えて、全員が必要なんです。真の変化という共通のゴールのために。

パンデミックの前、サザーク(ロンドン内)の学校をいくつか訪れ、僕の旅のことや、次の世代のために必要な心構えを説きました。控えめに言って、目を見張るような、刺激的なものでした。また安全になったら、この仕事を続けて、もっと貢献できることが楽しみです。僕たちのコミュニティの黒人たちや仲間たちにも、同じことをして欲しい。子供たちと繋がって、より力強く、明るい未来へ向かうよう鼓舞することは緊急のことだし、必要なことです。

それから、彼らのために滑走路を綺麗にしておこう。そうすれば彼らも離陸して、飛び立つことができる。皆に愛を。ステイ・セーフ。」

ジョン・ボイエガは2020年6月3日(現地時間)にロンドン ハイド・パークで行われた平和的デモに参加し、「黒人の命はいつだって問題だ。僕たちはいつだって大切な存在だ。僕たちはいつだって意義があった。」「分かってほしいんです!お前の人種には価値がないんだと、毎日思い知らされることが!こんなことはもう終わりだ!」と説いた。途中、「僕のキャリアがこの後どうなったって構わない」と叫び、涙を流す一幕もあった。

このスピーチにはジョーダン・ピールやエドガー・ライトら映画界の関係者からも支持が寄せられ、『スター・ウォーズ』のルーカスフィルムは「メッセージを支持します」「あなたは我々のヒーロー」と表明していた。

あわせて読みたい

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly