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「ザ・ボーイズ」スピンオフ、「X-MEN」パロディチーム「G MEN」に着想「一番リアルな学園モノに」

ザ・ボーイズ シーズン2

人気Amazonオリジナル作品「ザ・ボーイズ」(2019-)では、現在配信中のシーズン2の好評を受けてスピンオフ作品の製作が決定している。非道なスーパーヒーロー集団“セブン”に焦点を当てるオリジナル版に対して、スピンオフは原作コミックに登場するヒーロー集団“G MEN”に着想を得た作品になりそうだ

スピンオフ作品の舞台となるのは、若いスープス(スーパーヒーローたち)をアメリカで唯一受け入れる“ヴォート社”経営の大学。最高の街で最高の契約を勝ち取るべく、肉体的、性的、倫理的な境界全てを試す、ホルモンと闘争心全開のスープスたちが描かれるという。

本企画でも製作を務める「ザ・ボーイズ」ショーランナーのエリック・クリプキは、スピンオフ作品について「原作コミックに登場する“G MEN”に大方インスパイアされてます」とこのたび米The Wrapに話した。「“G MEN”には、教育的で大学での経験のような要素が含まれているんです」。

そもそも“G MEN”とは、マーベル・コミックのヒーローチーム「X-MEN」のパロディとして原作コミックで描かれるヒーロー集団。“セブン”を含めた複数のヒーローチームを擁する“ヴォート社”所属のヒーローチームだ。原作では、“G-MEN”を筆頭に、“G-Force”や“G-Coast”、“G-Style”、“G-Nomads”など、“G”の名が付いたチームが7つ存在し、“G-MEN”に昇格すべくしのぎを削っている。世界で一番名の売れたヒーローチームとして知られ、メンバーの総数は80人を越すという。“セブン”を超える“ヴォート社”筆頭の稼ぎ頭だ。

また、“G MEN”にはジュニアチーム“G-Wiz”も存在。10代と20代のヒーローが混在した若手で揃っている。スピンオフの舞台は大学ということで、比較的若手のヒーローが登場すると考えると、“G-Wiz”層のヒーローが登場することになるのだろうか。

ところで「ザ・ボーイズ」では、ヒーローチームを巧みに操り金儲けを企む企業“ヴォート社”の陰謀が暴かれている。クリプキによれば、スピンオフでも「『ザ・ボーイズ』と似たように、企業の立ち上げを描く」という。「“ヴォート社”の違った世界を見せる真のチャンス」と語るクリプキ。こう話した上で、スピンオフを「これまで描かれてきたどの作品よりも一番リアルな学園モノ(college show)を目指す」と意気込んでいる。「大学内の現実問題を扱い、それくらいの年齢で起こることを掘り下げていきたいですね」。

パイロット版の脚本・ショーランナー・製作総指揮は、「ザ・ボーイズ」製作・脚本のクレイグ・ローゼンバーグが務める。ほかオリジナル版から、エリック・クリプキや製作総指揮のセス・ローゲン、ニール・H・モリッツらも製作に名を連ねている。

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Source: The Wrap

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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