『ブラックパンサー』アンディ・サーキス、アクション撮影で本気の膝蹴りを食らっていた ─ 「骨が折れたかと思った」

2018年、アメリカで社会現象となった大ヒット映画『ブラックパンサー』(2018)の撮影中、名優アンディ・サーキスがアクションシーンで本気の膝蹴りを食らっていたことがわかった。つらい……。
マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて、アンディは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)『ブラックパンサー』で武器商人ユリシーズ・クロウ役を演じた。撮影中に本気の膝蹴りを食らってしまったのは、映画中盤の韓国でのチェイス・シーンだったという。米PeopleTVのビデオ・ポッドキャスト「Couch Surfing」にて、アンディは当時の様子を振り返っている。
「追跡のシーンはティ・チャラ、チャド(チャドウィック・ボーズマン)のキャラクターが僕を追いかけて、捕まえて終わるんです。夜の撮影だったんですが、一番最初のテイクで、彼がものすごい力で膝蹴りしてきたんですよね、胸のところを。マスクを被っていて、よく見えなかったからなんですけど(笑)。肋骨が折れたと思いました。」
ところで『ブラックパンサー』では、このカーチェイス・シーンは、韓国での大規模なロケ撮影を経て作り上げられている。ただしアンディによれば、その幕切れとなるティ・チャラとユリシーズ・クロウのシーンは米国アトランタにて別に撮影されていたようだ。
「飛行機で着いたばかりで時差ボケしてたんですよ。で、肋骨が折れたと思ったわけです。しかも最終的に、(このシーンを)1日に30回くらい撮りましてね。僕の方は(胸を押さえて)“オーケー…”ですよ。車がひっくり返って、クラッシュするのを全部やったんです。もう、僕はここで死ぬんだなって(笑)。」
『ブラックパンサー』の撮影にあたって、主演のチャドウィック・ボーズマンは激しいアクションのためトレーニングを重ねている。その膝蹴りを食らっても一応は平気だったあたり、さすがはアンディも日々の訓練が身体に活きていたということだろうか……。『ブラックパンサー』を見直す際には、アンディ自身がスタントに臨んでいることも意識しながら、その舞台裏にもちょっとだけ思いを馳せてみてほしい。
映画『ブラックパンサー』MovieNEXは発売中。
Source: EW