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【レビュー】マーベル『ブラックパンサー』最速感想が到着!「この映画は文化的な事件」深いテーマで現実に響く ― 海外評価、ヴィランにも絶賛

©MARVEL STUDIOS 写真:ゼータ イメージ

いつもの顔ぶれの中で、いつも通りのコメントを残している印象があったのは、CinemaBlendのエリック・アイゼンバーグ氏だ。彼は「大好きな映画。ワカンダ王国の掘り下げは素晴らしいし、エリック・キルモンガーは確実にマーベル最高のヴィランの一人。そして、愉快かつドラマティック」と、ヒーロー映画としての快感をありのままに表現してくれている

魅力的なヴィラン、そしてサブキャラクターたち

ワールド・プレミアでの感想で特別に目立ったのは、マイケル・B・ジョーダンが演じたヴィラン、エリック・キルモンガーへの絶賛だ。「『マイティ・ソー』のロキ以来」「泣かされた」といった、彼の演技に対するコメントが含まれている感想をいくつかご紹介しよう。
とりわけ気になる感想を投稿しているのは、本作のテーマに正面から切り込んでくれたロサンゼルス・タイムズ誌のジェン・ヤマモト氏だ。

ジェン・ヤマモト氏(ロサンゼルス・タイムズ)
「『ブラックパンサー』は、見事で、活発で、目的のある作品でした。表現の問題、アイデンティティの問題についてのスーパーヒーロー映画にして、それらが人々に拒まれることがいかなる悲劇かを描いているのです。現実的な初めてのMCU作品でした。マイケル・B・ジョーダンのキルモンガーに泣かされましたし、彼こそがヴィランなのです。」

マイク・ライアン氏(UPROXX)
「『ブラックパンサー』にムダはありません。ずば抜けて政治的なマーベル作品で、これがマーベル映画だということを思い出さなければいけないほどでした。『ブラックパンサー』は、言うべきことがたくさんある映画なんです。それにマイケル・B・ジョーダンは…スゴい。」

フランク・パロッタ氏(CNN)
「『ブラックパンサー』はマーベルで最も優れた作品のひとつにして、マーベルやその他を含めて最高級のヴィラン、マイケル・B・ジョーダン演じるエリック・キルモンガーが登場します。彼は登場シーンをすべて自分のものにしているんです。しかもこの映画には、宣伝で謳われているすべてがある。長く愛される作品となりますように。」

マイケル扮するエリックのほか、思わぬ目を奪われてしまうキャラクターとして、本記事に紹介できなかった感想でも多数の賞賛を受けているのがダナイ・グリラ扮する親衛隊長オコエ、そしてティ・チャラ/ブラックパンサーの妹にして天才発明家のシュリ(レティーシャ・ライト)
作品のテーマや見どころとともに、彼女たちの演技について語っているのは、最速感想の常連者であるFandangoのエリック・デイヴィス氏である。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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