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【レビュー】マーベル『ブラックパンサー』最速感想が到着!「この映画は文化的な事件」深いテーマで現実に響く ― 海外評価、ヴィランにも絶賛

©MARVEL STUDIOS 写真:ゼータ イメージ

ヨランダ・マチャド氏(Rotten Tomatoes認定批評家)
「『ブラックパンサー』は、ブラックで、美しく、そして壮大です。見事なショットの映画で、温かく、アクションもあれば、現在とても必要なメッセージもある。女性たちが輝いていて、大胆で、そして強い。有色人種の女性に、これまで認められてこなかったすべてがありました。ライアン・クーグラーは天才です。」

アダム・B・ヴァリー氏(BuzzFeed)
「『ブラックパンサー』は驚くべき映画。ライアン・クーグラーは、深いテーマを掘り下げ、黒人が成功する鮮やかなイメージを具現化するため、スーパーヒーロー映画を手なずけてみせました……そして、本当に愉快な作品なんです!これまでのハリウッドでは作られなかった大作映画です。すごい、すごい、すごい!」

デヴィッド・エールリッヒ氏(IndieWire)
「『ブラックパンサー』はマーベル映画のようで、しかしそれ以上の作品。アクションは予想通り退屈でしたが、これはアイデンティティや歴史、そして音楽について、初めて現代的感覚を備えたMCU作品なのです。ワカンダ王国は実在します。出演者の全員が素晴らしいのですが、女性たち(それから戦闘用のサイ)が場面をかっさらっていきます……ダナイ・グリラ!」

ここまでお読みいただけた方なら、『ブラックパンサー』が従来のMCU作品、ひいてはヒーロー映画とは異なる受け入れられ方をされていることが十分にご理解いただけたのではないだろうか。もちろん、いつもながら全貌を自分自身で確かめないかぎりはなんとも言えない……のだが、もうひとつ、最後に想いのこもった感想をご紹介しておこう。もしかしてこの映画、異色作にして恐るべき傑作なのでは?

シーン・ガーバー氏(SuperHeroNews)
「『ブラックパンサー』が、マーベル・スタジオの帝王として王座に腰かけ、王冠を被りました。予告編で期待させられた以上にエモーショナルで、アクションはまばゆく、VFXは魅力的で、衣裳と美術のデザインは実に優れています。史上最も美しく作られた大作映画のひとつです。
この映画は、史上最もアカデミー賞候補に近いマーベル・スタジオ作品となるでしょう。衣裳と美術デザインは言うまでもなく、今年の作品にもよりますが、作品賞や監督賞、あるいは俳優賞にもノミネートされるかもしれません。」

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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