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『ブラックパンサー』ヴィランには当初クレイヴン・ザ・ハンターが構想されていた ─ 「使用できないキャラもいる」監督明かす

マーベル映画最新作『ブラックパンサー』監督のライアン・クーグラーは、本作の構想初期段階において、名ヴィランの一人、クレイヴン・ザ・ハンターの起用を望んでいたと明かした。

クレイヴン・ザ・ハンターは、主にスパイダーマンのヴィランとして知られる。スパイダーマン狩りに執念を燃やすクレイヴンは、人間であるものの薬物や秘薬の力も借りながら、素手で猛獣を仕留められるほどの怪力を持つ。ファンにはお馴染みのキャラクターだが、マーベル・スタジオはこのキャラクターの映像権を持っていないために、ライアン監督の熱望とは裏腹にMCUへの実写登場は叶わなかった。

「マーベル・ファンであれば、全キャラクターを使用したいところ。でも、契約上の問題に気付く。使用できないキャラクターもいます」とYahoo! Movies UKのインタビューに語ったライアン監督によれば、当初はブラックパンサーとクレイヴン・ザ・ハンターの大決戦を構想していたという。

クレイヴン・ザ・ハンターがずっと大好きだったんです。“クレイヴンを使ってもいい?”と尋ねた時があったのですが、答えは”いや、クレイヴンはだめだよ”ということのようで。マジかよ、と思いましたね。でも、最終的な映画の仕上がりを考えると、(仮にクレイブンが登場していたら)うまくいっていたかどうかはわかりません。これは初期段階での話ですから。」

『ブラックパンサー』ヴィランには、クレイヴンでなくアンディ・サーキス演じるユリシーズ・クロウ、そしてマイケル・B・ジョーダン演じるエリック・キルモンガーがヴィランとして登場。この結果が功を奏してか、『ブラックパンサー』はヴィランにも充分な見応えを感じる傑作として批評家から高い評価を得ている。ロサンゼルス・タイムズ誌記者はマイケル・B・ジョーダンのキルモンガーに泣かされた」「彼こそがヴィラン」、CNNレポーターは「マーベルやその他を含めて最高級のヴィラン」「登場シーンをすべて自分のものにしている」惜しみない賛辞を送っているのだ

映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日より全国ロードショー。映画史に残るであろう新たな名ヴィランの暗躍からも目を離さないように。

Source:https://uk.movies.yahoo.com/ryan-coogler-wanted-spider-man-villain-black-panther-exclusive-133330486.html

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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