『ブラックパンサー』MTVムービー&TVアワードで4部門制覇、クリス・プラットも受賞 ― 『ワンダーウーマン』はベスト・ファイト賞

2018年、米国をはじめ世界各国で社会現象を巻き起こした映画『ブラックパンサー』(2018)が、2018年のMTVムービー&TVアワードで4部門を制覇したことがわかった。
『ブラックパンサー』が賞を獲得したのは、ベスト・ムービー賞、ベスト・パフォーマンス賞(映画部門)(チャドウィック・ボーズマン)、ベスト・ヒーロー賞(チャドウィック・ボーズマン)、ベスト・ヴィラン賞(マイケル・B・ジョーダン)。
ベスト・ムービー賞は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)、『ワンダーウーマン』(2017)などを抑えての受賞、ベスト・ヴィラン賞は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のサノス(ジョシュ・ブローリン)や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のカイロ・レン(アダム・ドライバー)、そして『IT/イット』のペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)という強豪ひしめく中でエリック・キルモンガーが選ばれたのである。
なお、この部門にノミネートされていたのは『アトミック・ブロンド』(2017)や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ブラックパンサー』、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)だった。
同じくヒーロー映画にゆかりの深い人物のうち、MTVアワードで表彰を受けたのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのクリス・プラットも同様だ。クリスは映画やテレビへの多大なる貢献から「ジェネレーション・アワード」に選出されたのである。
授賞にあたって、MTVは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ジュラシック・ワールド』シリーズといった大作映画のみならず、ドラマ『Parks and Recreation(原題)』(2009-2015)に出演したキャリア、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)や『マグニフィセント・セブン』(2016)などジャンルを選ばない多才さを評価。ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバースの先輩であるロバート・ダウニー・Jr.は2015年に同賞を受賞している。
ちなみにドラマ作品として、『ブラックパンサー』と同等の存在感を発揮したのはNetflixドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン2だった。こちらは『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-)や『13の理由』(2017-)といった話題作を抑えて、ベスト・ショウ賞やベスト・パフォーマンス賞(ドラマ部門)(ミリー・ボビー・ブラウン)、そして“最優秀怖がり演技賞”であるベスト・フライテンド・パフォーマンス賞(ノア・シュナップ)の3部門を獲得している。
Sources: MTV(1, 2), Variety
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ