稲垣 貴俊『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』海外最速レビュー、絶賛と感動の声 ─ 「最高傑作」「かつてないコミック映画」「稀有なシリアスさ」
マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）映画『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』のワールドプレミアが、2022年10月26日（米国時間）に開催された。
本作はMCU映画の記念すべき第30作目にして、ブラックパンサー／ティ・チャラ役を演じたチャドウィック・ボーズマンの逝去後に製作された、ユニバース史上はじめてとなる主役不在の続編映画。監督・脚本はライアン・クーグラーが続投し、出演者にはレティーシャ・ライト、アンジェラ・バセット、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ウィンストン・デューク、マーティン・フリーマンらが再結集した。初登場のネイモア役はテノッチ・ウエルタ、アイアンハート役はドミニク・ソーン。試写の観客に「こんなコミック映画はかつてなかった」と言わしめた、壮大なる一作の登場だ。
『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』海外最速レビュー
ケヴィン・マッカーシー（Cinema Blend）
チャドウィック・ボーズマンのレガシーに対する、美しく、カタルシスのあるトリビュート。彼の歴史的影響とともに、彼が今でもたしかに私たちのそばにいることを思い出します。グリラ、バセット、ライト＆ソーンによる最高の演技。ウエルタもすばらしかった。リアーナの楽曲と、ルドウィグ（・ゴランソン）のスコアも大好きでした。
WAKANDA FOREVER is a beautifully cathartic tribute to the legacy of Chadwick Boseman. Reminds us of his monumental impact & that he’s truly still here with us. Great performances from Gurira, Bassett, Wright & Thorne. Huerta was INCREDIBLE. Loved Rihanna’s song & Ludwig’s score. pic.twitter.com/9eW6uFwP3S
— Kevin McCarthy (@KevinMcCarthyTV) October 27, 2022
オーランド・マルドナド（映画評論家）
傑作。喪失と心痛、そして復讐を、MCUには稀有な成熟ぶりとシリアスさで描いています。ブラックパンサーは王冠をかぶりつづける。レティーシャ・ライト、アンジェラ・バセット、テノッチ・ウエルタは今年観た中でも最高の演技。
#WakandaForever is outstanding. It handles loss, grief and revenge with a maturity and seriousness rarely seen in the MCU. Black Panther continues to be their crown jewel. Letitia Wright, Angela Bassett and Tenoch Huerta all bring some of the best acting I’ve seen all year. pic.twitter.com/ECqGxfEyFi
— Lando (@orlandoenelcine) October 27, 2022
ブライアン・デイビッズ（The Hollywood Reporter）
マーベル史上もっとも胸に迫り、もっともパワフルな一作。あるべき形のヘビーさとダークさで、スタジオのトレードマークである（ライトな）トーンはほぼ捨て去られている。考えられるかぎりのすべてがレベルアップしており、演技には（俳優陣の）底力が発揮されている。
Black Panther: #WakandaForever is Marvel’s most poignant and powerful film to date. It’s heavy and dark in the way that it needed to be, and mostly abandons the studio’s trademark tone. The craft work levels up in every conceivable way, and the performances rise to the occasion. pic.twitter.com/aAK7jjRMra
