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『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』には『ゴッドファーザー』要素がある ─ 「ファミリーの対立描く」とプロデューサー

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
© 2022 MARVEL.

2022年11月11日に日米公開となるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』には映画『ゴッドファーザー』シリーズのような部分があるようだ。本作プロデューサーのネイト・ムーアが英Total Filmのインタビューで語っている。

チャドウィック・ボーズマンが2020年8月に逝去したことを受け、ブラックパンサー/ティ・チャラの代役を立てない判断を下したマーベル・スタジオ。ティ・チャラ不在の設定が明かされており、海底王国タロカンの王ネイモアが新たなヴィランであると見込まれている続編は、ムーアによると「少しマフィア映画のようなところがある」そうだ。

「どうかしてしまったのかと思われるかもしれませんが『ゴッドファーザー』シリーズのような部分があります。家族の闘いを描いているのです。なぜなら本作はワカンダと海底王国タロカンの対立を巡るストーリーですから」と、マフィア映画のマスターピースとの類似性について言及している。

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「これら2つの国は信じがたいほど力強く、そしていかに共存していくことができるかを探そうとしているのです。ワカンダが国境を少し開くことが、ネイモアの世界に予期せぬ方向で影響を与えていきます。ネイモアからワカンダへの提案は、ニューヨーク五大ファミリーの1つ(『ゴッドファーザー』シリーズのメインキャラクターであるマフィアグループ『コルレオーネ・ファミリー』のこと)に対するそれにも似ています。ワカンダはネイモアの世界のパワーをいかにうまく切り抜けるかを探ろうとするのです」とムーアはワカンダとタロカンの関係性についても付け加えている。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
© 2022 MARVEL.

『ゴッドファーザー』といえば言わずと知れたマリオ・プーゾ原作、フランシス・フォード・コッポラ監督によるシリーズ作品だ。その評価はギャング映画としてのみには留まらず、親子や兄弟の愛憎や葛藤、「血」を守り抜こうとする姿を巧みに捉えたファミリー映画の代表作でもある。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』はどのようにそのエッセンスを継承しているのだろうか。ファミリー映画としての側面にも期待が高まる。

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は2022年11月11日より全国公開。

Source:Total FIlm(via Comicbook.com

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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