【ネタバレ】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』シュリとネイモアに恋愛感情はあった? キャストが見解を語る

この記事には、映画『ブラックパンサー・ワカンダ・フォーエバー』のネタバレが含まれています。

シュリとネイモア、ふたりの関係
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では、ヴィブラニウム探査機を開発した若き科学者、リリ・ウィリアムズがタロカンの脅威になり得ると考えたネイモアがリリの誘拐を計画。ネイモアに協力を求められたシュリとオコエは、リリを保護するためアメリカの地に降り立つと、リリをワカンダへ連れて帰ろうとする。しかし、タロカンの戦士たちに襲われ、リリとシュリは海底王国で捕らわれの身となってしまった。
対立しているはずのタロカンの王・ネイモアとワカンダの王女・シュリは、本来なら敵意剝き出しの態度で接してもおかしくない。ところが、ふたりは意外な共通点を見出すのだ。人間だった母親から誕生したネイモアの出自や民族の歴史を知り、いかにネイモアが自らのルーツやタロカンの文化、その民を大切に思っているかを聞かされたシュリは、その想いが自らのワカンダに対する愛と寸分違わないことを知る。

映画の中盤において、ネイモアとシュリは、ともに国を率いる者として、友情にも似た感情で結ばれる同志のように見えた。ファンの間では、ふたりが互いに恋愛感情を抱いていたのではないかという推測もあったのだ。ネイモア役のテノッチ・ウエルタ・メヒアは、米Rolling Stoneにて自身の考えを語っている。
「(ふたりの間に)恋愛めいた感覚があったとは思いません。もっと人間的で親密な触れ合いだったと思うんです。彼らの王国や民族の歴史において、ふたりは同じルーツを分かち合っているし、同じ理由による、同じ脅威を共有しています。彼らの国はヴィブラニウムという天然資源を持っているがために、アメリカやフランスといった欧米諸国の脅威にさらされるのです。その面でふたりは絆を結んでいるのだと思います。」
メヒアは、あくまでネイモアとシュリは一国のリーダーとして、お互いに理解し合える点が多いだけだと主張。「この関係の美しいところは、深い関係になるために恋愛をする必要はないということです。あらゆるレベルにおける男女の繋がりは、必ずしも恋愛に行き着く必要はないんじゃないかな」とも付け加え、2人の関係は「マジカルだけど必ずしも恋愛ではない」と表現。将来的にふたりが恋愛関係に発展する可能性については、「分かりません。それは僕たちの意図したことじゃない。起こるかもしれないし、起こらないかもしれません」と答えた。
なお、『ブラックパンサー』シリーズ第3作については未知数だが、プロデューサーのネイト・ムーアは「すでにアイデアはある」 と語っていた。ネイモアやシュリ、そのほかおなじみのキャラクターたちのカムバックに期待しよう。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は公開中。
▼ 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の記事
Source: Rolling Stone