『ワカンダ・フォーエバー』新ブラックパンサー・スーツ別案が公開 ─ 『シビル・ウォー』版を彷彿させるデザイン?

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で、新ブラックパンサーとなったシュリが身にまとうスーツの初期デザインが公開されている。実際の完成版と比較すると、興味深い発見が得られる。
『ワカンダ・フォーエバー』でコンセプトアートを担当したアディ・グラノフは、自身のInstagramにて映画では採用されなかったデザインを投稿。ラインがゴールドになっており、「このキャラクターの全体的な方向性を設定しようと、雰囲気を表現したバージョンです。運動能力と危険性にフォーカスし、頬骨の構造やガントレットなど、特徴的なラインを打ち出そうとしました。とても楽しいチャレンジでした」と解説している。
他にもグラノフは、ゴールドだったラインをシルバーに変え、額や胸の部分のデザインを少し変更したバージョンを投稿。額(ひたい)部分などをはじめ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でチャドウィック・ボーズマンが演じたブラックパンサーのスーツを彷彿とさせるものがある。
「『ワカンダ・フォーエバー』のために、僕がデザインしたシュリのブラックパンサー・コスチュームの別バージョンです。今回は、異なる素材やテクスチャーを見せることと同様に、デザイン全体に通じるパターンに統一されたフォルムを持たせることにフォーカスしました。特に、ガントレットが前腕に一体化しているデザインが凄く気に入っています」とコメントを添えている。
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プロデューサーは両デザインともに好反応を示したものの、「完全に陰影を付けてレンダリングされたデザインを見せられて、プロデューサーが圧倒してしまったようです」と説明。「仕方ないね。でも、自分ではすごく満足しています」と付け加えている。

グラノフのバージョンと本編で採用されたデザイン、ボ―ズマンが身に着けたブラックパンサーのスーツを見比べながら観賞するのも、一つの楽しみ方かもしれない。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は公開中。
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Source:@Adi Granov