『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』時系列とティ・チャラ不在の設定が判明

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の物語の一部が明らかになった。
前作で主人公ブラックパンサー/ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンの死没後、主演不在で製作された『ワカンダ・フォーエバー』。物語は代役などを用意せずに進行するため、劇中でのティ・チャラがなぜ不在になるかも重要な点だった。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の情報が含まれます。
米ディズニーが公開したプレス資料によると、本作はティ・チャラの死から1年後の設定になる。この資料では、次のように説明されている。
「ライアン・クーグラー監督によると、シュリはワカンダにおける次章を受け入れるべく苦闘している。『ラモンダは、ティ・チャラの死から1年が経つも、シュリがまだ癒えていないことに気付く。彼女は健全な形で前に歩んでいない』と、クーグラーは言う。」
さらに資料によると、ワカンダの人々は“リトリート”のため街やテクノロジーから離れ、悲しみの儀式を行っているという設定。そこにネイモアが現れるという筋書きだ。
ボーズマンが亡くなってしまったことと同様、劇中でもティ・チャラは逝去したものとして描かれる。キャラクター、演者、そして観客がみな同じ喪失を抱えて挑む作品になる。
「ティ・チャラの死から1年」という情報だけでは、『ワカンダ・フォーエバー』が劇中西暦何年の設定であるかを読み解くことはできない。ティ・チャラの没年が明らかでないからだ。ティ・チャラが正史世界(アース616)に最後に登場したのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の2023年である。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は2022年11月11日、公開予定。