『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』監督の野心的アイデアにマーティン・フリーマン驚愕 ─ 「とてもおかしなところがあった」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『ブラックパンサー』(2018)でCIAエージェントのエヴェレット・ロス役を演じたマーティン・フリーマンが、続編『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題:Black Panther: Wakanda Forever)』の内容を聞かされたことを認めた。監督・脚本のライアン・クーグラーによるプレゼンテーションに、マーティンは驚かされたといい……。
テレビ番組「The Late Late Show with James Corden」に登場したマーティンは、6~7週間ほど前にクーグラー監督とZoomで面会したことを明かした。2021年3月下旬の取材で「近々話を聞く予定」と語っていたように、その直後にも『ブラックパンサー』続編について話し合う機会を持ったのだろう。
「僕の役柄に何が起こるのか、監督は細かく教えてくれました。全編について聞かせてもらったわけですが、そこに僕の場面が含まれていたわけです。中には……とてもおかしなところもありました(笑)。たぶん僕の顔を見て反応がわかったんだと思うんですよ、こんな顔をしていたに違いないので[呆然とした顔]。だけど彼は、“大丈夫です、これはうまくいく”と。みなさんが楽しめるものになりますよ。」
マーティンは「まだ撮っていないので、どうなるかはわかりませんし、失敗するかもしれない」と言いつつ、「そうならないことを祈りますし、みなさんが楽しんでくださることを祈っています」とも語った。どうやらクーグラー監督は、出演者さえも呆然とするような野心的なアイデアを用意しているらしい。
ティ・チャラ/ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に逝去したことを受け、マーベル・スタジオは代役を起用しないこと、CGを用いた再登場もないことを認めている。もっともチャドウィックの訃報を聞いた直後、マーティンは「続編はできないな」と考えたとか。その後、マーベルから連絡があり、続編の企画を継続することを知らされたという。
ナキア役のルピタ・ニョンゴは、以前「クーグラーのアイデア、2作目を再構築する方法は、キャストとして、世界として経験した喪失感をとても尊重するもの」だと述べていた。現在、マーティンも「前作を正しく扱い、チャドウィックのレガシーを正しく扱い、そして願わくばもうひとつ良い映画を作る。それが願いです」と語っている。チャドウィック不在の『ブラックパンサー』続編が、2021年7月の撮影開始を控え、いよいよ本格始動に近づいているのだ。
映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題:Black Panther: Wakanda Forever)』は2022年7月8日に米国公開予定。
Source: The Late Late Show with James Corden